あさがお法律事務所の報酬について
初めに
当事務所のホームページの閲覧数でも、トップページに次いで多いのが料金表ページです
やはり、皆様、弁護士の報酬や料金が第一に気になるところなのでしょう。
私が依頼する立場でも、そうだと思います。
そこで、当事務所の大まかな料金の方針を記載したいと思います。
基本方針
着手金は安く成功報酬はそれなりに
基本的には、当事務所では着手金は安めに、成功報酬は相当にを心がけております。
これは、以下の理由からです。
大体着手金は20-30万円、高くても50万円くらいが多いです。
ただし、例外的に、特殊事情(例えば、そもそも事件の請求額が極端に安い場合など)によっては、この原則が当てはまらないことはあります(必ず契約前にお伝えします)。
普通の感覚で
ごく普通の一般の感覚からすれば弁護士費用は高いです。
一人一人のオーダーメイドの処理で、年にできる裁判は通常は30-50件程度となれば、やむを得ないところもあります。
が、そうは言っても、やはり日常の出費として高いなという印象を私自身持ちます。
そして、料金を決めるときに、そういう普通の感覚を忘れないように、心がけております。
頭の片隅に、そういう意識がありながら、料金を決めると、どうしても控えめに控えめにという意識が働き、安くなります。
信用は料金からも
私自身、将来にわたって、安定した事務所を経営していきたいと思っております。
そして来所していただいた依頼者や相談者の方と、ご縁があれば、将来もお付き合いしていきたいと考えております。
そのために、信用できる仕事を積み重ねていくことは当然です。
しかし、仕事だけができても後で調べて、相場より高額な費用をとっていたと思われたら、信用を無くすでしょう(初めから相場より高いことを説明していれば別でしょうが)。
いまどき、ネットで料金は簡単に比べれますし、典型的な事件と結果ならば、ある程度の相場もわかります。
そこで、事件と結果を比較して、相場にも気を付けて料金を決めております。
比較対象を置いております
あさがお法律事務所に来られた方はご存知でしょうが、金額の比較のために、当事務所の入り口や相談室には、全国の弁護士報酬アンケート結果の冊子と中小企業の弁護士報酬のアンケート結果の冊子が置かれております。
自由にお持ち帰りいただけますので、お持ち帰りいただいて、当事務所の見積額と一般的な弁護士費用と比較していただくことも可能です。
安いです、高いですといっても、一般的に親しみのない弁護士事務所、相場がわからなければ話はできません。
当事務所では相場がわかるように、日本弁護士連合会のアンケート結果のパンフレットを置いて配慮しております。
なお、参考になる相場料金については、こちらの日弁連サイトにも記載があります。
(パンフレットには数に限りがあります、在庫がない場合など、お渡しできないことがあることはご了承ください。)
不要な費用は頂かない
弁護士としての業務に必要な書籍の購入や調査などの費用は、他の事務所と同じようにかかっています。
しかし、事務所は狭いですし、派手な調度品などもなく、仕事以外の費用は、ほとんどかけていません。
その分、費用は安くできます。これは安い理由というより、どちらかというと安くしても問題がない理由ですね。
見積りと検討時間
見積もりは必ず事前にお伝えします。口頭によることが多いですが、書面をご希望でしたらおっしゃってください。
その後、一定期間の検討を置いております。焦らずご契約ください。
その他
中間金などは不要です。
時折、裁判が長引くと聞かれる方がいますが、あさがお法律事務所では、契約書で定めた以外の金額は不要です。
中間に必要と思われる場合は、契約書にそのことを明示します。ご安心ください。
また、報酬は回収額がベースです。
裁判に勝っても、その判決額でなく、実際に回収できた額(あるいは被告の場合は回収を拒絶できた額)を基準に計算します。
勝訴額でないので、この点もご安心ください。
不明瞭になりがちなところ
経済的利益の何パーセントという計算で報酬を頂戴するのですが、ここは不明瞭になりやすいところではあります。
確実にその額を争っており、それを取得したなら話が早いです。
先に一定額を取得済みの場合も、そこは別として計算しますので、問題ありません。
しかし、争っていないと思っていたが訴状を出すと争いになった場合(これは相当に多いです)、どこまでを経済的利益と考えるかは、難しいところがあります。
このような場合は、全体を考慮しながら調整せざるを得ないことはあります。
なお、なるべくは見積もりの段階で、諸事情を十分に聞いたうえで、基準や目途をお伝えするようにしております。
よくある勘違い
しばしばあるのが、途中まで行われた事件への途中参加の場合の費用です。
これは安くなると考えておられる方がしばしばいます。
しかし、実際には、途中までご自身で進められると、思わぬ主張をしていたり、証拠の提出が遅れていたりすることも多いです。
また法的に整理されていない書面を確認し、再整理して処理していくことになり、かえって時間がかかることもあります。
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分かりやすく例えれば、理想的な分量を量られていない生地を渡されて、生地はできているのでパンを焼いてくださいと言われるものです。
その場合、プロのコックさんは、すでにできている生地の分量を再確認し、足りない分入れすぎている分は何かを調査し、その後に過不足ある分量を調整して、生地を焼くでしょう。
おそらくは、まったく何もない状況から生地を焼く方が楽なはずです。
ですので、途中からの裁判の参加の場合も費用は変わりません(本当は割増したいときもありますが、それは酷なので)。