本人の苦痛と周囲の理解

本人の苦痛と周囲の理解

本人の苦痛と周囲の理解

例えば、ハラスメントの相談で、時々、「相手にしないのがよい」と回答することがあります。

が、これは、私がハラスメントを軽く見ているのではありません。

突き放しているわけでもありません。

こういう回答も、私なりに検討しての回答です。

 

理由

周囲の評価

あくまで感覚的な例示ですが、

会社などで、ある程度の人数が集まると、1割くらいは悪口好きか妬みっぽい人が含まれます。

そういう人と表面的に合わせている人も5割くらいは居たりします。

さらに関わらないように相互と距離を置く人も4割くらいは居たりします。

 

つまり、ご本人は世の中とか会社全体が敵に回っているように感じていても、実際には文句好きの1割が言っているだけで、あとの9割は「しようがないなあ」とか「面倒だからかかわらないでおこう」と思っている人達です。

 

そして、この9割の人実は多くの人は、表面的にはともかく、心の中で、悪口言う人に対して、どんどんマイナス評価を重ねているのが普通です。

そして、ハラスメント被害を受けてながらも受け流して仕事をしている人に対しては、表面的にかかわらなくても、どんどんプラス評価が高まっています。

(口には出さないことも多いですが)

 

私が法律相談で、客観的に第三者として冷静にお話を聞くと、被害を受けている大変さはわかるのですが、「おそらく社内でこの人の評価は高まりつつある、相手の評価は下がりつつある」と感じる時があります。

 

追伸:実際の統計

実際の統計の資料がありました。

炎上は、わずか1,1パーセントのの意見でしかないそうです。1割もないですね。

確かにネット上に派手に記載されて、いろいろ書かれているように見える芸能事件なども、周りの友人に聞いても、たいてい「特に興味がない」との回答だったりします。

 

 

悪口を無視するメリット

その時に、パワハラだと訴訟を起こすとどうなるか。

もちろん、相手の評価はさらに下がり、もはや会社にいることも厳しくなることもあります。

しかし、同時に、被害を受けた相談者の方の社会的評価も下がることがあります

(これは法的に見れば不当かもしれませんが、現実にサラリーマンを経験していれば、わかることだと思います。)

 

そういう時に、いま、訴訟をするより、冷静に「万が一の場合に備えて証拠は集めつつ、当面は様子を見ましょう」とアドバイスすることがあります。

これはあなたの被害を軽く見ているのではなく、全体として、その方の将来を考えたときに、「今、争うよりも、相手にしない方がメリットがあるのではないか」と考えてのアドバイスです。

 

社会で成功している人の話を聞いた時(歴史上の偉人伝はもちろん、業界で成功した人の話でも)に、最初から味方ばかりの人生だったという人は居ません。

むしろ、能力から妬まれたり、一つの考えを貫いて他人と衝突したり、無理解から批判を受けたりした話が、中心でしょう。

だからよいというわけではありませんが、いきなり訴訟をするより、準備はしつつ様子を見るほうが、社会生活全体を見れば、良い状況というものもあると思います。

 

 

もちろん、余りにも苛烈で限度を超えた嫌がらせには毅然と対処しなければならないと思います。

ですので、証拠の収集はされてください。

そして、真に戦うべき時は、全力でお助けいたします。

 

ただ、トラブルに巻き込まれている時は、頭の中がそれで一杯です。ですので、相談者の方は、なんだか、世の中すべてうまくいかないように感じることもあるようです。

周りがすべて敵のように感じているようです。

しかし、実際に第三者の目から冷静に判断すれば、問題点は限定的で、専門的視点からの対処が可能なことはよくあります。

一人で悩み続けるより、早目の相談は、精神的な負担も軽減出来ると思っております。

あさがお法律事務所

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