一般の方との交渉

時折、相手に弁護士がつかず、一般の方との交渉になることがあります。

裁判でも、相手が弁護士で無いと言うことがあります。

で、意外なことに、結構、厄介です。

法的に不利になるわけではありません。相手は素人なのですから。

むしろ、結論的には、当然ですが相手が弁護士の時より有利になります。

ただ、そういう場合、口喧嘩と法的主張、論理と屁理屈の区分がついていないため、主張の内容が混乱します。

そのため、無駄に話を長引かせ、相互にメリットのある(あるいはデメリットの少ない)落としどころがあるのに反発し、結局、時間をかけて、より不利な結論を選択したりします。

そういう訓練を受けていないのですから、当然なのですが、書面は一応日本語で書かれているので、なんとなくわかった気になって反論してしまうのでしょう。

法的主張は、一見、読めば理解できそうですが、実際には、様々なルールがかみ合って出来ているものです。

法的訓練を受けていない人との裁判は、例えるとすれば「駒」の動かし方しか知らない人と将棋をやっているようなものでしょうか。

「飛車」を斜めに動かすごとに、「あ、それは斜めに動けないんですよ」と説明していては、勝負がまともに進みません。

しかも、そこで「なぜ斜めに動けないんだ、理由は?」等と聞かれたら、うんざりです。

ですので、法的には、相手に弁護士が付いていない方が有利なのですが、話合いや裁判所での主張を論理的に噛み合わせて、スムーズに進めるには、相手にも弁護士がついてくれた方が良いことは結構あります。

弁護士は時には、相手にも弁護士付けたらどうですか、と勧めることがありますが、これはそういう事情からです。

兵庫県 西宮市のあさがお法律事務所

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