2015.10.08

弁護士の営業活動

弁護士の営業活動

弁護士の営業活動

はじめに

何度か記載したこともありますが、弁護士事務所というものは、その性質上、ある考え方の合わない2人のどちらかの味方に立ち、どちらかを敵に廻します。

あさがお法律事務所でも同様です。

 

味方に立った依頼者とは協力し合って戦いますし、強い信頼関係で結ばれます。

幸いなことに、私どもの事務所は依頼者の希望に沿う解決を導けておりますので、依頼者の友人や家族などにもよい評判が広がります。

 

逆に敵に廻った人にとっては、私どもは、憎い不快な相手だと思います。

裁判で負けたことを広言する人は普通居ませんが、それ以外の理由を作ってでも、その家族や友人に私の悪い評判が広がります

嫌われてよいわけではないのですが、誠実に依頼者に向き合うことで、相手に恨まれるのはやむを得ないかと思います。

(時折、裁判で敵対しながらも、私どもの職務姿勢は認めてくださり、次は先生を私の側が雇いたいといってくださる方はいますが、稀です)。

弁護士の対応

よい依頼者を増やすこと

当事者が敵対している以上、弁護士としては、結局、どちらかの味方にならざるを得ません。

そこで、私どもが大切にしているのは、良い相談者の方に依頼を頂き、良い関係を築くことです。

良い依頼者と良い関係を築けば、良い依頼者の友人や良い依頼者の家族に評判が広がります。

結果的に良い人脈が増え、勝てる裁判の依頼が増え、事務所としてもよい方向に進みます。

逆に問題ある人の味方になると・・・あえては書きませんが。

 

依頼を増やす方法

では、どうやって、良い依頼者を増やすか。

弁護士は、いわゆる積極的な営業活動はできません。

弁護士規範上も許されませんし、実際にも各家庭に「トラブルありませんか」と売り込んで廻れば、営業どころか逆効果でしょう。

依頼者の方を増やすには、何度も言いますが、親切・丁寧・思いやりのある対応をすることだと思います。
 
これは、弁護士というか、たぶん、どんな業界でも一緒ではないかと思います。
 

ット上には成功するには3つの法則がとか、稼ぐ人には5つのルールがなどの刺激的な題目が並びますが、

私の考える限り、そして私の経験からみて、そのようなものはないかと思います。

 

理由

親切・丁寧・思いやりのある対応が依頼者の方を増やすというのは、論理的でないと言われることがあります。

まあ、その点はそう言われれば、私も「不思議だなあ」と思っているところではあります

 

中には、親切・丁寧・思いやりのある対応をしたが、うまくいかないと言われることもあります。

そんな対応で依頼者の方やお客さんが増えるなどということは、「きれいごとに過ぎない」という人も居ます。

 

しかし、そういう人は、たいてい数日から数か月、目の前にお客さんがいるところでしか、親切・丁寧・思いやりを心がけての対応をしていないことが多いです。

成果が出るのは、これもどんなジャンルでもそうですが、取り組み始めて数日ではありません。数年単位です。

また、それは目の前のお客さんへの営業スタイルではありません。

休みの日も、友人と飲み会の途中でも、常にそういうことを心がける必要があります。

むしろ人が周りにいない時ほど、そういう心がけを忘れないことが大切だと思います。

 

そのうち営業スタイル、仕事上の対応でなく、自分の本来の性格が、そういう風に変わっていきます。

そして、それから人の信頼が得れるようになるかと思います。

弁護士に限らず、人と接する仕事で、大切なのは人の信頼を得ることですが、これは愚直に親切・丁寧・思いやりのある行動をとり続けるしかないかと思います。

(私もまだまだなのに、偉そうにすみません。)

 

商売っ気

そういえば、先日「先生って商売っ気ないんですね」といわれました。

いいえ。あります。

ただ、その場限りのお金儲けはしたいと思っていません。

皆から信用や信頼をいただいて、それに応じた仕事し、将来にわたって喜んでもらえる仕事がしたいと思っています。

 

ですので、一時的なお金儲けをしたいという思いがないだけです。

将来にわたって皆様の期待に応え、報酬をいただきたいという意味で商売っ気はあります。

まとめ

現在、おかげさまで、良い依頼者がよい依頼者を紹介してくれて、良い顧問先も順調に増えております。

これからもこの姿勢でやってこうと思います。

 

 

注意 私の裁判の相手方が常に悪人と言う意味ではありません。

どちらが正しいとも言えない意見の食い違いや勘違いなどから裁判になっていることも多いので。

 

あさがお法律事務所の姿勢

 

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