サラリーマンと自営業

私はサラリーマンから弁護士になったのですが、サラリーマンの時に考えていた自営業のイメージと、実際になってみたときのギャップが結構あります。

自営業と言っても、士業なので、特殊な面もあると思いますが、基本は零細個人事業主です。

そのギャップについて、これまでもしばしば書いていますが、また書いてみます。

①まず、自営業をやる前、自由、誰にも気を使わず好きにできると考えていました。

自分の仕事なんだから、自分一人で、自由にできると思っていたのです。

しかし、実際には逆でした。

依頼者や相談者の方あるいは打ち合わせ相手に、できる限り日時や場所や対応内容などの配慮をするようになりました。

いろんな方の事情や心情を聞いたりするうちに、自然にそういう風になっていきました。

現在では、むしろ誰にでも気を遣うのが自営業者として必要な姿勢と思っております。

②それと自営業である以上、一人で何でもするし、できなければならないと考えておりました。

しかし、これは誤解でした。

いろんな人に支えて貰って仕事ができていることが、強く実感できるようになりました。

今から考えると、サラリーマンの時も、いろんな人のおかげで仕事ができたいたのですが、あまり強くは感じれていませんでした。

しかし、自分で仕事をすると、いろんな人が自分を助けてくれていることが、直接強く実感できます。

裁判所の人、事務員さん、ほかの弁護士、事務所経営に必要な印刷とかいろんな業者の人、運送や郵便関係の人・・・

それどころか、全くお付き合いのない会社の営業の人とか、ただの通りすがりの人のちょっとした一言が助けになったりすることもあります。

サラリーマンの時に予想していたのと、実際になってからは少し見える風景が違いますが、自分には独立して仕事をすることが、合っていると思っています。

あさがお法律事務所

無料の法律相談とか・・・

私、岡田晃朝は、弁護士としてどのような相談でも、常に真摯に回答しております。

一定の分野(借金、相続)は無料で回答しておりますが、これは

①そういう分野は得意な分野のため、回答時に調査がそれほど必要ないということ

②より専門性を高めることができるので、積極的に多くの相談者の話を聞きたいとの考えがあること

③(特に破産関係では)資力がなく相談できない方が一定数いることが想定され、その方を放置できないこと

からやっております。

正直、無料相談というものは、医者が無料で診察するようなもので、そのような行為に社会的信用が得れるかという不安はありますが、

良い回答をすれば、信用はついてくるのではないかと考えて、はじめてみました。

一応の試みですので、1年程度は続けますが、その後は変更される可能性はあります。

分野を問わずに、ネット上での各種弁護士質問サイトでの質問も、しばしば回答しております。

時間がない時は、全く回答しませんが、時間があれば特定のサイトに限らず、3-4つのサイトで回答していると思います。

これらのサイトへの回答は、回答している私の方にとっても、勉強になります。

時折、こういう回答は、「広告目的とか営業行為としての回答しているのでは」という、見方をされる人がいます。

正直に言いますと、私の場合、2割くらいは営業活動の面はあります。

しかし、8割くらいは困っているならアドバイスしたい、いろんな相談を聞いて能力を高めたい、

そして時間があるなら自分の能力を社会に役立てたいという思いからです。

このような私や私と同じように活動している弁護士のスタンスを一生懸命説明しても、全く理解してくれない人が時折います。

利益がない活動などするはずがないと言う考えを強くお持ちの方々です。

その考え自体は、ビジネスマンとしては、一つの姿勢として否定するものではありません。

一つの事業で成功しようと考える人のなかには、そういう考え方も必要な側面であるかもしれません。

が、弁護士は、経済的な充実と離れて、社会活動や人生活動、ライフワークとして仕事されている人も多いです。

生活困窮者の支援、災害の支援、違憲性のある立法への対処、高齢者の支援、子供の教育の支援など。

それらと同じように、弁護士のなかには、困っている人へのアドバイスをして解決することに、やりがい、生きがいを持っている弁護士も多いです。

私もそうです。

あさがお法律事務所

お休み

あさがお法律事務所は、大阪 神戸、そして阪神間(尼崎 西宮 芦屋)といった地元の皆様の期待に応えるために、

年中無休で、ご予約のお電話(0798-38-0084)メール(okada@asagao-law.com)を受け付けております

(事務員の離席中や、夜間や土日の電話の転送時の当職の状況で、稀に受電できないことがあります)。

また、予約いただければ、土日 祝日 夜間の相談や打合せも対応しております。

a0006_002881

とは言っても、私、弁護士 岡田晃朝(おかだ あきとも)も、お休みはいただいております。

休みは、前日までに「予約、裁判が無い日」や「予約、裁判の無い半日」などにとっております。

週に、平日に1日と土日のどちらか1日が休みのことが多いです。

半日休みが3日という週もあります。

ですので、週休1~2日です。

このため年中無休で予約を受け付けておりますが、突然、お電話いただいて「今日中の対応を」と言われても対応できないこともあります。

土日でも私が出勤しており、裁判や他の予約もなく、対応できる時は当日対応もしておりますが。

なお、顧問契約先の企業は、私へ直通の携帯電話をお教えしており、メールでの法律相談・打合せも可能ですので、食事中や睡眠中などを除けば、ほぼいつでも連絡が取れます。

事情でつながらなかった場合も、顧問先の方につきましては、必ずその日のうちに、折り返しのご連絡するようにしております。

また、顧問先の方は、ご要望があれば顧問会社での打ち合わせも対応しております。

あさがお法律事務所

お問い合わせ

プライドの高い人

先日、タクシーに乗ったところ、道を間違われました。

いつもと違う方向に動き出したときに、少し「おかしいな」とは思ったのですが、おおよその方向はあっているし、きっと「この時間だと、大通りに出てから移動する方が早いのであろう」と思って、黙って乗っておりました。

しばらく乗っていると、どんどん道を外れていきます。

さすがに、運転手さんに声をかけて、確認しましたところ、道を間違えてたようです。

道を間違えたことを気づくと、運転手の方は、謝罪の上、料金メーターを倒しました。

そして、私の目的地まで運んでいただき、「料金は要りません」と言われました。

私は、「いつも乗っているところなので、大体の料金はわかりますので払います」と言いましたが、受け取ってもらえません。

そこで、「少なくとも、最低、初乗り料金は取ってください」と言ったのですが、これも受け取ってもらえません。

結局、「プロとして恥ずかしい」と頭を下げて、どうあってもお金は受け取ってもらえませんでした。

プロとして、プライドの高い人だなと感心しました。

私、タクシーに道を間違われたことは何度かあります。

しかし、ここまで毅然と対応された方は初めてでした。

あさがお法律事務所

裁判所で見かけたカッコいい弁護士

この前、裁判所で、テレビに出てそうな「弁護士!」って感じの弁護士を続けて見ました。

見るからに貫禄があって、声が低いけどよく通る声で、年代は私と同じくらいでしょうか。

品のいいスーツ着て、書類のいっぱい入った高そうなカバンを持ってました。

法廷を出たら、高級車に乗って颯爽と去っていきました。

「あの雰囲気だと、黙ってても依頼者が来るだろうな」とうらやましく思いました(その人が努力してないという意味ではありません、知らない人ですし)。

私は、今更、見た目も変えようがないし、身長はもう伸びないし、声質は変わらないし、高いスーツ屋さんは入るだけで委縮するし、あんな感じには、どうやってもならないです。

だから、依頼者に信頼してもらおうと思ったら、人一倍勉強して、説得力のある仕事をするしかありません。

仕事の結果を見てもらえるように努力するしかありません。

あと、高級車に乗ってないので、自転車を必死に漕ぐしかありません(笑)。

幸いにも、そういうところを見ていただいて、私にも依頼者が来ていただけております。

本当にありがたく思っております。

あさがお法律事務所

判断に迷ったときは

法律問題についてわからないところは、書籍を参考に、判例を調べ、条文を調べて検討します。

資料なども時間をかけて揃えます。

他の人に意見を聞くこともありますが、口頭での発言は、ネット情報以上にあやふやなものですから、あまり用いません。

後日に、そのアドバイスに疑義があっても、「言ってない」とか「ニュアンスが違う」と言われればそれまでですし、そもそも弁護士として私の責任で回答する以上「他の人が言ってたから」などは回答理由にもなるわけがありませんので。

ただ、そのまま言動を参考にはしませんが、それをヒントに書籍を購入したり、検索したりしますので、アドバイスには相当に助かっておりますし感謝もしております。

なんか一言アドバイス貰えるだけで、精神的に楽になることもありますし。

そうやって自分なりに調べるのですが、それでも判断に迷うことはあります。

迷うのは、いろんな法律論がある場合、時間をかければ検討できるが、今、決断しなければならない場合などがあります。

で、その場合にどう検討・判断するかですが、私は、その判断に至った事情を、すべて社会全体に公表したとして(実際にするわけではないですよ)、はたしてそれを社会が認めるかどうかを基準にします。

弁護士の場合、社会全体が有罪と言っている冤罪の人を救済しなければならないという職務もあるので、単純に社会の多数派の話にはできないこともありますが、判断の一つの基準として、社会全体にどうみられるかという視点での検討を忘れないようにしております。

ちなみに、料金の設定においても、この視点を忘れないようにしております。

世間的に見れば、どうしても高いとは思いますが、その中でもできる限りの配慮しております。

すみません、それでも、一般社会常識から見たら高いことはわかっているんですが、対応できる裁判は1年20から40件くらいまでですし、それで諸経費や人件費から自分の生活費までが必要ですので・・・。

あさがお法律事務所

料金表

証拠と指示と

法律相談の中で、いろいろ事情を聞いて証拠が足りないと思うことはよくあります。

相談者の方は、いろいろ検討の上、「納得いかない」と考えて法律相談にまで来られているわけですから、全く話にならないということは少なく、おっしゃっていることは理解できることが多いです。

しかし、証拠が足りないので、このままでは訴訟できないということはよくあります。

そこで、私は証拠集めのために、いろいろと指示を出します。

法律相談に、わざわざ来ていただいた以上、何らかの方針は示したいと考えて、いろいろな証拠確保の方向性を示します。

それで、せっかく指示をいろいろしても、結局対応していただけない方がいるとき、残念に思うことがあります。

例えば「録音してください」という指示するときは、過去の類似事案から考えて、会話の中では事実を認めるが、「書面に印を押してくれ」と言われれば「できない」というであろうと予測できるときです。

それなのに独自の判断で、「あれほど認めると言っていたからきっと、録音までしなくても書面に押印を貰えるだろう」と思って話し合いに行き、結局印鑑は押して貰えず「印をもらえると思ったから録音してなかった」となることがあります。

また、他にしばしばあるのは、「やっても相手は対応しないし、無駄だと思ったのでやりませんでした。」という一言です。

事案によっては、私も「これは期待する証拠を相手が出すことはないな」と思いながら、「やってみてください」とアドバイスしていることはあります。

それは「やってみて、相手が対応を拒否しても、その拒否自体やあるいは駄目もとでも請求していることが有利な証拠に使える」と考えてのアドバイスです。

ですので、やっても相手は対応しないことも想定した上で、あえて指示しているのに、それで独自の判断で対応していただけなければ、がっかりします。

私としても、法律相談で長く話を聞いて、相談者の方と一緒に悩んでいるときなどは、相当に相談者の方に気持ちが入ってます。

相談者の方と同じように悩んでいろいろ検討して指示を出しております。

そのため指示した証拠確保に失敗すると、自分のことのように残念に思います。

私は、相談者の方側に強く迫ったり、命令口調で話すことはありません。

しかし、専門家として一生懸命考えて指示はしております。

そこは信用していただいて、対応していただければと思います。

あさがお法律事務所

市役所や法テラスの法律相談と誤解

以前もこのブログに記載しましたが、市役所の法律相談とか、法テラスの法律相談とか、国選弁護士への相談には誤解があるような気がします。

それは、弁護士が嫌々やっているとか、いい加減に処理しているというものです。

そのようなことはありません。

各制度ともに、名簿に登録した弁護士が持ち回りで対応します。

私も、国選弁護士の名簿にこそ登録していませんが、それ以外の市役所や法テラスについては登録しており、年に数回ですが、順番が回ってきます。

別に無償ではなく、相談者の方は無料ですが、私どもは数万円の報酬は頂いております。

弁護士という職責もありますし、皆さん真剣に相談に対応していると思います。

そもそも、対応が嫌ならば、名簿に載せなければよいだけですし。

年に数回しか担当日は来ませんし、それで食べていけるわけがないですから、仕事のない弁護士が登録しているというのもデマです。

真剣にやっていても誤解が生まれるのは以下の事情からでしょう。

① まず、それなりの割合で、専門外の質問が来ます。

事務所への相談予約の場合は、予約のお電話の段階で、「その分野は取り扱ってません」とお断ります。

ところが法テラスや市役所の相談では、事前にそのようなお話はできません。

担当の弁護士としては当日相談者の方が来て初めて、専門外で回答できないとわかります。

そうなるとある程度の一般論と概要は答えれても、それ以上の回答はできません。

② 次に、市役所も法テラスも、事務所と違い、その弁護士が使い慣れた書籍や資料が置いてあるわけではありません。

「調べればすぐわかる」という問い合わせでも、その調べるための書籍が手元になく、「ちょっと、今すぐは回答できません」と言わざるを得ないこともあります。

あるいは書式のひな型を見せてあげれば、すぐわかるという事案でも、その書式を示してあげることができません。

③ さらに相談時間の時間制限が20分から30分で厳格です。

ちょっとややこしい事案でしたら、事案の概要を聞いて事実確認をした時点で、相談時間が終わってしまいます。

そうすると回答ができませんので、弁護士としては回答を短くするか、相談者の方の説明中に話をさえぎって回答を始めるしかありません。

これでは十分な回答はできません。

④ 相談者の方に証拠をもってきてもらわなければ話が進まないということがあります。

事務所での相談でしたら、「では次回に、この証拠をお持ちください」と指示し、持ってきてもらい説明を進めることができます。

しかし、法テラスや市役所ですと、「では次回に、この証拠をお持ちください」と指示しても、持ってくるときには担当の弁護士が変わっています。

そうすると、説明は一からやり直さなければなりませんし、指示した証拠をどう検討するかで、前の弁護士と見解や方針に違いが生じてしまう場合もあります。

市役所や法テラスの法律相談は無料です。

事案の解決のためのスタートの時点の相談としては有用と思います。

しかし、上記のように限界があることも理解の上での利用が良いでしょう。

しばしば、無料の相談ができるところをあちこち廻って、結局、解決できずに時間と手間だけかけて解決できないと誤解されている人がいます。

あさがお法律事務所

尋問の打ち合わせ

尋問というのは、各証人や当事者の証言を裁判所で得て、証拠化するものです。

この前提として打ち合わせするのですが、そこで、何をどの程度打ち合わせるかは難しい時があります。

一字一句、指導して、文言を考えてほしいと言われたことがあります。

しかし、これはできません。

当事者の証言を、弁護士が作出することは、証拠を弁護士が作出することになりかねません。

尋問は、あくまで、ご本人が事実をそのまま語ることに意味があるのであり、弁護士の創作を語ってもらうようなことは、法曹倫理上避けるべきだと思います。

とは言っても、全く何の説明も無し、何もしないのでは、尋問において弁護士を依頼している意味がないことになります。

そこで、私どもでは、尋問の手続や順番などの説明、尋問でのおおよその方針や尋問事項の確認、相手のこれまでの主張の中で依頼者の視点からおかしいと感じるところはないかの確認などを行うことにしております。

なお、時折、裁判所の待合で大声で、尋問事項を打ち合わせている弁護士と依頼者がいます。

内容が丸聞こえで、「大丈夫かな」と他人事ながら気になることがあります。

裁判の相手方が居ないかの確認くらいはしているのでしょうが、お手洗いに通りかかる可能性もあれば、たまたま聞いた人が相手の弁護士と知り合いというリスクも・・・。

あさがお法律事務所

弁護士とキャラ

弁護士にもいろんなキャラクターの人がいます。

テレビだと、どうもステレオタイプなキャラクターが多いように思いますが、実際には、本当に人それぞれです。

そして、そのキャラクターに合わせて、自分に合う弁護士を依頼することが良い紛争解決につながると思います。

キャラクターの違いはメリットにもデメリットにもなります。

例えば、話しやすい弁護士だと依頼者の方は相談しやすいですし、交渉相手も腹を割って話をしてくれたりということがあり、交渉がうまく進むことがあります。

逆に、話しにくいが威厳がある弁護士だと、交渉に当たってもその発言に説得力が出ますし、相談者の方も安心感が持てるというメリットがあります。

強気な弁護士は相手に強い主張ができますし、弱気な弁護士は万が一の場合にも備えた念には念を入れた対策を取ります。

仕事が丁寧な弁護士もいれば、迅速な弁護士もいます。

いろんな弁護士がいる中、やはり自分に合った信頼できる弁護士を依頼することが必要でしょう。

弁護士は、依頼を受ければ、その人やその会社の代わりに、主張し交渉していきます。

あなたと様々な事項を打ち合わせますし、長い時間かけて対応していきます。

ですので、自分に合うと思える、自然に話しやすい仕事を任せることができる弁護士を探すことは大変、重要です。

弁護士は医師などに比べると、専門分野があると言っても柔軟で、比較的広い分野に対応できる人が多い(離婚、破産、事故、金銭回収などは、ある程度は、どの弁護士でもできます)ですから、猶更、自分に合うかの面からの検討が重要になります。

あさがお法律事務所