尋問の打ち合わせ


尋問というのは、各証人や当事者の証言を裁判所で得て、証拠化するものです。

この前提として打ち合わせするのですが、そこで、何をどの程度打ち合わせるかは難しい時があります。

一字一句、指導して、文言を考えてほしいと言われたことがあります。

しかし、これはできません。

当事者の証言を、弁護士が作出することは、証拠を弁護士が作出することになりかねません。

尋問は、あくまで、ご本人が事実をそのまま語ることに意味があるのであり、弁護士の創作を語ってもらうようなことは、法曹倫理上避けるべきだと思います。

とは言っても、全く何の説明も無し、何もしないのでは、尋問において弁護士を依頼している意味がないことになります。

そこで、私どもでは、尋問の手続や順番などの説明、尋問でのおおよその方針や尋問事項の確認、相手のこれまでの主張の中で依頼者の視点からおかしいと感じるところはないかの確認などを行うことにしております。

なお、時折、裁判所の待合で大声で、尋問事項を打ち合わせている弁護士と依頼者がいます。

内容が丸聞こえで、「大丈夫かな」と他人事ながら気になることがあります。

裁判の相手方が居ないかの確認くらいはしているのでしょうが、お手洗いに通りかかる可能性もあれば、たまたま聞いた人が相手の弁護士と知り合いというリスクも・・・。

あさがお法律事務所