アドバイスしたが・・・


a0960_006788

私は法律相談のなかで、可能な限りアドバイスをします。

場合によっては、詳細な状況を聞いて、証拠を確認して、「これならばアドバイスだけで勝てそう」と考えて、依頼にならないこともあります。

アドバイスで解決したなら、それが一番よいと思います。

ただ、それで、十分勝ち目がありそうであったのに、半年から一年後、「あの裁判負けたんです」と相談に来られる人が稀にいます。

そこで、資料や判決文を見ると、主張すべきを主張していなかったり、道徳的には理解できても法律上は全く無関係な主張を延々していたり、争いのないところに豊富な証拠を出していたりします。

そういう結果を見たとき、私が無理にでも「依頼しなさいと勧めていれば」と思い悔しく思うときがあります。

依頼を勧めるということは、どうしてもお金がかかることです。

お金をかけて「私に依頼しなさい」ということは、見方によっては強引な営業活動をしているようにも思えてきて、なかなか出来ません。

以前も書きましたが、弁護士の力で、負ける裁判が勝てることはあまりないかと思います。

しかし、弁護士をつけていないせいで負ける裁判は、あります。

統計的にはわかりませんが、少なくともそういう例を私は見てきました。

もちろん、弁護士無しで勝つこともあり、その場合は、依頼者にとっては費用が掛からないわけですから、それがベストではあります。

ただ、相談に来られる人には、「勝てそうだと思う事案でも、弁護士がつけないために負けてしまうことがある」、そういうことは頭に置きながら依頼について検討していただきたいと思います。

私が、積極的に営業的に依頼を勧めることはありませんので。

あさがお法律事務所