コンピューターが裁判や弁護士をできるという発想


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裁判や弁護士業務はコンピューターが出来るようになるという考え方があります。

ずっと先、未来にはありうる話であると思います。

そうではなく、近い将来に、裁判や弁護士業務が、機械に置き換わるという考えをお持ちの人もいます。

この考えをする人は、「こういう不倫ならば慰謝料いくらくらい」とか、「交通事故でこういう事案なら過失はいくらくらい」という様な判断を見て、機械で代わりに決めれるのではないかと考えるのでしょう。

もちろん、こういう、「ある事案では、これくらいが相場になる」との知識を持つことは必要です。

このような知識を溜めておき、検索する方法として、コンピューターは有用でしょう。

しかし、弁護士の仕事はそこで終わりではありません。

むしろ、実は弁護士の仕事はそこから先が仕事です。

定型で・・・だとしても、この事案を個別具体的に見た時、本当にそれでいいのか

過去の例で・・・だとしても、10年前の例が現代の事例の解決に当てはまるのか

記載されている条文は・・・だとしても、他の条文や立法された理由、新しい法律や消滅した法律などの関係で、その条文のままの判断でよいのか

そのほかにも、様々な角度や情報事情から、法律論を組み合わせて妥当な結論を招くように裁判は動きます。

全く同じ人間が、同じ時期に、同じ行為をした前例などというものはありえません。

弁護士は、様々な事情から少しでも、依頼者に有利になるように検討します。

そこでの検討は、その事件の特殊性に加え、社会常識や時代背景なども加えたものになりますので、なかなか機械に置き換わることは無いであろうと信じて仕事をしております。

あさがお法律事務所