交渉

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交渉でのやり取りには、裏の意味がある場合もあります。

それを仄めかして交渉することもあります。

お互いに同業界での取引の場合は、猶更、そういうやり取りが増えます。

各業界それぞれに、それぞれの業界ごとのルールというか、慣行的なもの、表面には出ないものがあります。

私が弁護士として対応する中で、対話相手の言動に違和感を覚えることは、しばしばあります。

仕事でスイッチが入っているときは、細かい違和感でも気になります。

そういう場合、何か裏の意味があるのではないか、ストレートに言えない事情があるのではないかと頭をひねります。

それで何らかの裏の事情に気づいたところで、それに対応するかどうかは、別問題です。

さらにワンクッションを置きます。

それに乗ることが依頼者の利益になるか、依頼者の真意に沿うか、慎重に吟味します。

そのうえで、裏の意味に気づいても無視することは、結構あります。

というのは、そういう黙示的なニュアンスでの交渉のせいで、かえってトラブルが起きていることは世の中には多く、また、そういうやり取りには証拠が残りにくいので、一見よさそうに思えても、将来的に立証できず困ることもあるので。

あさがお法律事務所