法律相談の対応で


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先日、法律相談の対応で、若干誤解を招いてしまい、相談者の方の気を悪くしてしまいました。

というのは、「今ある客観的証拠から、事実関係を検討して、裁判所で認定されるであろう最低ライン」から、話をはじめてしまったのです。

裁判所は法律上の事実を確認し、それを裏づけする客観的な証拠との関係から検討していきます。

そこで、その時の法律相談で私は、相談者の方の主張や相談者の言う事実よりも、証拠から逆算して、問題なく認定される最低限の事実からの検討での回答をしていました。

それが相談に来ている方からすれば、気を悪くされたようです。

法律相談で見通しを告げるにあたっては、「相談者の方の話す事実を聞いて、訴訟にできる程度の状況か」、「訴訟がどのように進むか」、「訴訟で証拠から認定されるであろうのはどの程度か」を、段階的に判断しなければなりません。

が、この時の相談では、最終的に訴訟に勝てるだけの証拠が現時点であるかを確認しすぎて、当面訴訟で主張出来る事実関係か、証拠の有無は置いておいて事実関係自体は法律上十分か、これから不足の証拠をどう検討するかの説明を欠いていたようです。

これが相談者の方からすれば、相談者の方の説明された事実関係が、全く訴訟にできないかのような回答をしたと誤解されたようです。

結局、1時間半くらい相談をするうちに、誤解は解けました。

最終的には、その相談者の方には「裁判所で最低限、認定されるレベルから、話をしていると知って、不利な点をあえて先に告げるのは、かえって信用できる」とまで言っていただいて、大変恐縮いたしました。

たまたま、相談者の方が、冷静に聞いてくださったのでご理解いただけましたが、やはりこういう説明ではいけないと反省しております。

専門家である以上、誤解のないようにきっちり段階的にお話を聞き、説明をしてべきでした。

これからは、

①相談者の方のいう事実関係が、訴訟で主張できる事実関係であるかの説明、

②実際に訴訟になった場合、相手の出方と現在の証拠から最低の結果の場合、

③逆に最高の結果を迎えた場合、

④最高の結果のために補うべき証拠の関係

の説明をきっちりわけて、順番に、丁寧に説明していこうと反省いたしました。

あさがお法律事務所

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