月別アーカイブ: 2017年11月

依頼を受けるかどうか・・・

時に依頼を受けないことがあります。

この話をすると、

「お金持ちの依頼しか受けないのか」「社会的地位で判断しているのか」

と言ったことを口にされる方がいます。

少なくとも、あさがお法律事務所においては、そういうことは絶対にありません。

来られる方の社会的地位や職業、会社の規模や収入で、対応に差をつけることは、ありえません。

そのようなことは一切考えずに、相談に来てください。

神経質な方も、大雑把な方も、物静かな人も、活動的な人も、無骨(武骨ともいう)な人も、上品な人も、私どもの事務所では歓迎します。

しかし、

・自らトラブルを引き起こしている人物。

・通常の限度を超えて相手への暴言や暴力行為などをほのめかす人物(トラブルになっているわけですから、普通に相手の批判は皆さんされますが、その限度を超えて)。

・失礼な言動や悪口を、楽しそうに語る人物。

・理由は問わず大声をあげ、暴言を口にする方。

このような方については、残念ですが、当事務所には合わない方と考えて依頼をお断りしております。

(なお、それ以外にも、専門外とか、報酬金額が合わないとか、希望する解決ができる目途がないとか、取り扱い分野外、その他いろんな理由でお断りすることもあるので、そういう理由でお断りしている方はごく一部です)

実際には、そういう人やその仲間たちに対応した場合、相手側から断られることもあります。

そういう人達は、どうも、無駄に強気に相手に文句を言ったり、続けざまに屁理屈をいったり、相手に勝つためならば嘘もつく、いわゆる子供の言うところの喧嘩が強そうな人が弁護士が、「裁判が強い、頼れる人」と思うようです(笑)。

言うまでもありませんが、そんな能力は裁判や適切な交渉とは何の関係もないです。

あさがお法律事務所

中小企業と労働基準法

中小企業において労働基準法違反は、それなりに多いです。

しかし、中小企業の経営者の方には、実際には従業員思いの人は相当に多いです(もちろん、問題がある人もいますが)。

従業員思いの人が多いのに、労働基準法違反となるのは、以下のような例があるからです。

例えば、会社の給料基準が明確でない会社などで、よく頑張った社員がいる場合、社長がぽんっと25万から40万に給料あげてしまったりすることがあります。

社長としては、残業して頑張った社員に、残業も込みで与えているつもりでしょうが、これは法律的には通用しません。

基本給25万に、残業分を計算して払う以上の額を払っているので、社長としては、「なぜ?違法?」と思うのでしょうが、あくまで基本給と残業代は給料明細上、明示して分けなければなりません。

単に給料を25万から40万にあげると、基本給が上がっただけになりますので、この上がった基本給40万円をベースにして、割増賃金を別に払わないと、労働基準法違反です。

あるいは家族の都合で、どうしても休まなければいない社員がいるとき、「うちには有給休暇はないけど、困ってるやろうから」と、社長が休んだ分の給料相当額をポケットマネーから出したりする話もあります。

これなども、普通に有給休暇をあげて、会社からお金を出せばよい話なのに、このような対応をすることで違法になってしまいます。

(同じようなパターンで、社宅ないけど、困ってるやろから、近所にアパート借りてやるというのもあります。)

中小企業の社長からは、やむを得ずに破産する時でも、従業員だけには迷惑をかけないでほしいといわれることは多いです。

中小企業の経営者の方は、実は従業員思いの方も多く、実際に従業員に相当のお金を出しているのに、法的手続きを踏まないために違法になって、後日、困られる方は相当に多いです。

マスコミなどの報道を見ると、金の亡者のようなブラック企業の経営者と清貧な労働者がいるかのような報道が目立ちますが、実際に労働問題の現場で話を聞くと、そのような極端なことは少ないです。

会社の就業規則や労働関係の手続きをそろえることは、普通の会社では本業自体ではないですし、手間がかかるのが嫌なのでしょうが、現在は労働基準法違反の会社は厳しい目で見られます。

実際には、事前に手続きや準備をすれば防げることもありますので、大きなトラブルになる前に弁護士にご相談されてください。

あさがお法律事務所

弁護士になるまでの勉強の仕方

こういう仕事をしていると、時々、「どうやって勉強してたんですか」とか、「どういう勉強してたんですか」と聞かれます。

会話の糸口的なところで、聞かれることも多いですが、実際に真面目に答えると・・・

①基本を第一にやる

とりあえず基本を大事にして勉強しました。

本はあまり買い替えずに、同じ本を何度も。

②毎日やる

毎日、食事するような当たり前の習慣のように勉強してました。

ものすごく賢い人はどうか知りませんが、私なんかだと、繰り返しやって覚えて、何度も考えて論理の整合性を取ってやっていくしかなかったですから。

③目的から逆算して手段や計画を立てる。

法学全体を見れば、莫大な量がありますし、時間も能力も有限ですので、目的をよく見据えて、必要最小限だけをやるようにしていました。

もっとも、必要最小限に絞っても1日15時間休みなしで勉強する必要がありましたが。

今考えると、このやり方というのは、勉強以外でも結構なんにでもいえることではないのかなと思います。

あさがお法律事務所

顧問弁護士の活動の限界

顧問弁護士は、会社の味方となって活動します。

会社のために行動します。

しかし、ここで注意すべきは、会社の味方であるからこそ、その活動に限界があることです。

味方になるのは会社であって、個々の取締役や会社の機関、大株主ではありません。

通常、対外的な紛争の場合は、取締役など会社の機関を守ることは、同時に会社を守ることに繋がりますので、特に問題になりません。

しかし、複数の取締役同士のやりとりへの介入となると話は別です。

会社の味方であることは、その会社の内部でのやり取りへ介入が微妙なことがあります。

他の弁護士のブログでも類似の指摘がありました。

最近、この点の検討を忘れて、対応する直前に気が付いて取りやめになったことがありました。

直前まで、対応を検討していたことで、関係の方にはご迷惑をおかけしました。

顧問弁護士は会社のための弁護士で、会社のために活動します。

あさがお法律事務所

弁護士は営業活動はできないので

弁護士は、いわゆる積極的な営業活動はできません。

弁護士規範上も許されませんし、実際にも各家庭に「トラブルありませんか」と売り込んで廻れば、営業どころか逆効果でしょう。

そのような中、初めての依頼者の方にご来所いただくには、一つ一つの仕事はもちろん、それどころか仕事にならなかったちょっとしたお問い合わせや日常のプライベートの行動などでも、親切丁寧に対応することが重要だと思っております。

実際に、知り合う人に丁寧に親切に接していると、不思議と弁護士としての依頼も増えていきます。

それは積極的な売り込み活動のようなものができない弁護士にとって、数少ない自分がどういう人間かを知らない人にわかってもらえる場面の一つであるからではないかと思っております。

もちろん、人に丁寧に接することは、依頼者を増やす営業活動や売り上げを上げるためを意識してやっているわけではありません。

人と触れ合う姿勢で依頼が増えるのは、その時に「この弁護士はこういう人だ」という人間性が見えるから、意味があるのであって、「営業のため、売り上げのため」にしているのでは、結局深いところで信頼を得ることはできません。

営業のための丁寧な態度は、結構、簡単に見抜かれます。

自分自身の対応を磨いて、多くの依頼者の信頼を得れるように、これからも努力していこうと思います。

あさがお法律事務所

何にもできないとき・・・。

弁護士は法律を適用して、裁判所や国の手続きで解決する仕事です。

ですので、当然、法律がなければ、その問題を解決することが無理になります。

長い目で見て、立法のために活動することがあるとしても、その目の前にある問題は解決できません。

また、法律があっても、個人の救済につながる規定でないと、やはり目の前の問題の解決はできません。

あくまで広く公益一般のためとか、行政機関の規律のための法律というものもあり、そういう規定は個人の個々の問題の解決に使えないことがあります。

そして手続きがあるかどうかの問題もあります。

法律があっても、それで個人の権利を救済できる手続きがなければ希望する結果をもたらすことはできません。

例えば、お金を払うことを強制できても、実際に謝罪させること自体(謝罪広告でない)の強制はできません。

弁護士に依頼に来ていただいたとき、いかに対処するか私どもは一生懸命検討します。

しかし、それでも上記のような事情で対処できない場合もあります。

そういう場合、大変残念に思います。

あさがお法律事務所

山尾議員と法曹の特質

元検事の山尾議員が不倫を疑われた相手を、再度、法律顧問にするそうです。

私はあまり、政治的なところは、仕事に持ち込まないことにしておりますので、山尾議員を支持するかどうかはさておき、この姿勢は法曹の持つ長所と欠点を表していると思います。

この長所と欠点、表裏をなすものになります。

一言でいうと、「人の気持ちはさておき、自分が正しいと思う行動をする」ということです。

普通に考えて不倫を疑われた相手と再度取引することは、やましいところが無くても、周囲の人間は不快感を持ちます。

不適切な関係がなかったなら、理屈上は問題が無いようですが、支援者の中には不快に思う人もいるでしょう。

何よりも普通は家族は相当に嫌でしょう、特に子供の気持ち考えたら私なんか耐えられません。

悪く言えば、「人の気持ちよりも、正しいか悪いかで物事を見て行動し、自分が正しいと思えば周囲の気持ちなどお構いなし」とも言えます。

しかし、逆に見れば、「周囲が何を言っても、自分が適切と思うことをやり遂げる姿勢がある」とも言えます。

法曹が対応する人の中には、平気でうそをついたり、芝居をして不当に利益を得たり、責任を逃れたりする人もたくさんいます。

そういう相手の意見にまともに付き合っていては、仕事になりません。

根拠の無い話ならば、相手にせずに、手続きを進める必要があります。

そういう意味では、良い面でもあります。

政治家としてどうかはさておき、正しいことならば周りに安易に動かされない姿勢は、法曹としては持っておくべき資質でもあると思います。

もっとも、弁護士ならば、依頼者や周囲の人の気持ちを推し量り調整する能力も、同じくらい必要です。

あさがお法律事務所

廃棄資料の持ち運び

当職は、しばしば、紙屑のように見えるような資料も、よく持ち運んでいます。

というのは、わずかなメモ書きも保存しておく必要があることがありますし、また職業柄、メモ内容が個人情報や機密情報も多く、ゴミ箱に普通に捨てることが出来ないからです。

具体的には、市役所での法律相談時のメモ、電話で出先で話した時の備忘録のメモ、弁護士会や弁護士協同組合で配られる資料(含 広告)、出張先や自宅で法律構成を検討した時のメモ、事案を整理するために記載した図表、相談者の方の電話番号やメールアドレスのメモ、その他というところです。

こういう紙の切れ端に書かれたようなメモも、出来る限りは保存するようにしております。

一部のメモ書きは、当時の具体的な言動を確認する重要な資料になることがあるからです。

しかし、メモ書きの内容によっては、書面に清書したり、パソコンに打ち込めば不要になります。

そこでそういうものは廃棄するのですが、これも、内容的にはプライバシーや機密情報に当たることが多く、通りすがりのごみ箱や家のごみと一緒に捨てることが出来ません。

そこで、そういうメモも全ていったん事務所に持ち帰り、機密書類廃棄の業者に引き渡すことになります。

このため、私のカバンは時折、紙の切れ端のメモ書きや小さな手帳を破ってメモしたものなどが、一杯に入ってたりします。

あさがお法律事務所

買い物で

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この1,2か月、買い物などで、ついお金を使いすぎることが連続しました。

パソコンとか、事務所の椅子、プリンターなどやむを得ないところもありますが、食事とか服、デザイン雑貨等に関するものもあります。

多少は余裕があったので、つい使ってしまいましたが、昔、お金がなかったことを思いだし、再度引き締めようと思っています。

少しくらいという気の緩みから、崩れて行ってしまう話はよく聞きます。

考えを切り替えて、今月からは、再度節約していきます。

お金を使うことの何が嫌かを考えると、もちろん、使えばお金は減っていくし、そうすると生活はもちろん、仕事にも余裕がなくなるといった問題もあります。

が、それ以外に、私の性格からくるものかもしれませんが、お金で刹那的に満足しても、後にむなしさが残るという面があります。

お金を使わないときは、本を読んだり、文章を書いたり、ハイキングや山登りしたり、ギターの練習や作曲してみたり、植物を育てたり植え替えたり、ホームページを修正してみたり、自分自身で動いて何かをしようとします。

それがなんというか、いろんな分野での自己成長につながるというか・・・。(こういう自己啓発みたいな言いまわしは恥ずかしくて嫌ですが。)

そして、それが自分自身の満足につながります。

ところが、お金があるとお金を消費して、ストレスを発散したり、物事を処理しようという動きになります。

これが、その場はよいのですが、後から何とも言えない虚しさが残ります。

登山せずに、山の頂上にヘリコプターで降りて満足しているような・・・。

結果が同じならいいという考え方もあるでしょうが・・・。

いずれにせよ、今月からはまた節約生活に戻ろうと思います。

あさがお法律事務所