月別アーカイブ: 2016年10月

紹介の依頼者と一見の依頼者

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弁護士業界の慣行には、外部から見て、よく理解できないものもあります。

そういう慣行については、私自身、納得いかなければ、あさがお法律事務所には取り入れていません。

しかし、長く弁護士事務所をやっていると、当初は納得いかず、取り入れなかったものでも、実際に理由が見えてくるものもあります。

そのうちの一つが、紹介の無い飛び込みの依頼は断るというものがあります。

あさがお法律事務所は飛び込みの依頼も受けておりますし、今後も受けていくつもりです。

しかし、過去には不合理と思えた、この制度の合理的な理由が見えてくるようになりました。

これまでも何度も記載していますが、弁護士は紛争に介入する職業です。

このため、会う人が、敵と味方に別れます。

その中で、「トラブルメーカーや悪質な人などの味方はしたくない、むしろ、嫌われてもよい」あさがお法律事務所ではそう考えております。

ところが、そういう問題のある人たちかどうかは、なかなか一見してはわかりません。

そこで、そういうリスクを避けるために、「紹介の依頼しか受けない」という事務所運営にも一定の合理性があると最近は思うようになりました。

しかし、私どもは一見の依頼者の方でも受けております。

実際に、飛び込みで来られた方で、「こういう人とお知り合いになれてよかった」と思える相談者の方や依頼者の方はたくさん居ます。

では、どうやって、問題がある人ではないか見分けているかというと、相談時間を無制限にすることで、時間をかけて、じっくり話を聞いて、じっくり証拠を確認することで、判断しております。

まあ、実際には、私はホームページやブログで、散々悪人の依頼は受けませんと書いているので、最近は問題のある人は来ませんが。

あさがお法律事務所

*なお、毎回記載することですが、私どもの敵となる相手方が問題のある人というわけではありません。

お互いのボタンのかけ違いで、ごく普通の人の間で紛争が生じることはありますので。

*また、私どもがお断りする人がすべて問題のある人というわけではありません。

弁護士費用が合意できなかったり、証拠が決定的に不足してどうしようもないときなどもありますので。

*ある時点で問題をおかしても、それを十分に反省して適切な相場で話をしてほしいという依頼も受けております。

*弁護士として、あえて社会的に問題があると言われる人の味方に立って人権を守るという業務姿勢もあります。そのような弁護士を非難するものではありません。

着手金と成功報酬金

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着手金とは、交渉、調停、裁判などの依頼を受けた時にいただくお金です。

勝ち負けにかかわらず、その手続きにかかる費用としてお支払いいただくものです。

成功報酬金とは、交渉、調停、裁判などについて、依頼者の希望を達成した場合に受けるお金です。

金銭の回収ならば回収額の一定割合、離婚や認知などお金に変えられないものは最初に決めた一定金額、請求と異なる和解ならばそこから想定される利益など、裁判の結果に応じて成功した割合でもらうものです。

この着手金と成功報酬の割合ですが、あさがお法律事務所では、成功報酬の方が圧倒的に多い金額を定めます。

例えば、2000万円を請求して、2000万円を裁判で回収したとします。

(回収した(回収予定の)金額で、着手金や成功報酬は変わります)

旧弁護士報酬規定ですと2000万円の回収時

「着手金109万円」「成功報酬218万円」です。

(*なお、現在報酬規定は廃止されており、各事務所ごとに定められています。参考程度にご覧ください)

しかし、あさがお法律事務所では、事案もよりますが一般的に2000万円の回収時

「着手金30万」「成功報酬180万前後」です。

全体的な費用は若干安いくらいです。

が、成功報酬と着手金のバランスですと、圧倒的に成功報酬に重点を置いていることがわかるかと思います。

これは2つ理由があります。

①一つは、やはり仕事が成功して初めて報酬をいただきたいという思いがあるからです。

②もう一つは、その方のお持ちの資金の状況で、当初の資金がたまたま用意できないことで、本来認められる権利が奪われないようにするためです。

あさがお法律事務所では、着手金は最低限で、報酬は相場より若干安め程度を心がけております。

(*特殊な事案では、この例が当てはまらないことがありますので、ご注意ください。)

なお、実際には、訴訟前に見積もりを提示いたしますので、その見積もりを見てご検討ください。

あさがお法律事務所

料金表

いろんな業者の方の助け

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何だかんだといろんな方に助けられてやってきました。

それは法曹業界や裁判所の人だけでなく、いろんな業者の方々も含めてです。

書籍の営業マンのちょっとした発言、パンフレット印刷会社のアドバイス、看板屋さんとの会話からヒントを得てうまくいったこともあります。

それが役に立ってここまでやってこれました。

分野や業界は違っても、経験ある人の意見はやはりいろんな面で参考になります。

いろんな方の意見を聞き、それぞれを大事に参考にしながらやってこれました。

何でもないときに、ふと、これまでのいろんな人々に対する感謝が頭に浮かびます。

まだまだ、これからではありますが。

あさがお法律事務所

将来なくなる仕事

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ITの発達で将来なくなる仕事というものが、しばしばニュースでみられるようになってきました。

一部の社会学者やIT関係者が言うほどに大量の仕事がなくなるとは思えませんが、それでも無くなる仕事はあるかと思います。

弁護士業は、人との紛争を解決したり、人との関係をつなぐものですので、簡単にITに置き換わるものではないと思います。

しかし、将来、万が一にも、IT機器の発展で弁護士業が減った時に、IT機器よりも岡田晃朝に依頼したいと思ってもらえる仕事をしていきたいとは思っております。

それは、言葉の裏や行間を読んでの対応、主張や証拠収集方法の機械では予測できない斬新さ、新しいプログラムが入れ替えられる前に常に最新の考えや判例を取り入れた対応などへの注力ということになるかと思います。

また、暖かく思いやりのある対応というものも必要かと思います。

事案への正確・精緻な対応も、もちろん重要で必要ですが、機械ではできない人ならではの対応も重視しております。

あさがお法律事務所

メールの返信がラフな時と丁寧な時

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当職とやり取りしている依頼者の方はご存知でしょうが、私のメールの返信は、ラフな時と丁寧な時があります。

もちろん、普段は、なるべく丁寧を心がけております。

法的な回答ですから相手に誤解を招かないように気を付けないといけないと考えておりますので、パソコンに座って返事するときは、丁寧かつ分かりやすい回答を心がけております。

しかし、メールの内容によっては、時間を作ってパソコンで回答するよりも、今すぐに回答してあげることが必要という問い合わせもあります。

そのような場合は、出先の空き時間などで、携帯電話でメールを確認し、その場で返信いたします。

この場合は、誤解を招かないようにという点は気を付けておりますが、丁寧さの面で、不十分なことがあります。

電車の中や裁判の待ち時間での返事ですので、どうしても回答文が短くラフになります。

ご了承ください。

あさがお法律事務所へのメール問合せ

裁判所の判断と論理性

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広島高裁で7月参院選が違憲状態との判決が出ました。

ここでわかりにくいのは、違憲と違憲状態の違いです。

これは、元の最高裁の選挙の定数不均衡についての考え方を理解していないと、理解できません。

この点、誤解を恐れずにわかりやすく言うと、

「各地域ごとの一票の価値は、できる限り平等であることが理想である。

しかし、人口は毎日変動するが、人口調査を毎日は行えないし、選挙区の線引きも毎日変えるわけにいかないし、調査して選挙関連の法律を修正するにも時間がかかる。

だから、投票価値に不平等が生じて問題があるからといって直ちに違憲とはいえない。

投票価値に不平等が生じる違憲な状態に入って、国が、それを知って是正する期間が過ぎているのに是正しない時に初めて違憲になる」

という考えです。

この考え方から、違憲な状態ではあるが国が是正できるだけの十分な時間が過ぎてない時点は、違憲状態だが違憲でないということになります。

この考え方、よくよく考えると非論理的です。

確かに国家賠償のように相手に責任があるかどうかを判断する法律判断ですと、その状況を知って是正に時間がかかるものについては是正に必要な期間は、相手を非難できないという考え方は理解できます。

しかし、違憲無効かどうかは、誰かに責任があるかどうかでなく、その状態が違憲かどうかだけの判断です。

そうであるならば、是正期間云々を持ち出す理由はありません。

最高裁の裁判官が、このことに気づいていないとは思えません。おそらく高裁の裁判官でも地裁の裁判官でも。

思想的に政治的に一票の格差がどうかは、ここではあえて述べません。

ただ、裁判所は単にラディカルな理屈だけでない判断をすることもあるということです。

社会情勢や事情、社会的状況、その制度の性質や影響なども考慮して判断することがあるということです。

他に例を挙げると、時効取得は原始取得(その時点で初めて権利が一から生じる)とされていますが、時効取得を理由に所有権移転登記請求訴訟ができます。

これなども論理的にはおかしなことになるでしょう。

その時点で初めて権利が発生しているのに、前の権利が移転した登記ができるということですから。

要するに、裁判所は、ラディカルな理屈だけでなく、実際には社会の様々な事情にも影響を受けて判断することがあること、そして、そういう判断があることも前提に、弁護士は動かなければならないということです。

あさがお法律事務所

最近の電子機器

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近年の電子機器の進歩は目覚ましいものがあります。

それに応じて、証拠の中身も進歩しております。

録音記録はもちろん、GPSの記録もあれば、スマートフォンの動画もあったりします。

ドライブレコーダーが設置されている車もあります。

アナログ時代はできなかった写真の鮮明化の処理なども物によっては可能です。

騒音計なども比較的にリーズナブルなものが売られるようになってきました。

今までは、立証が困難であった事情が証明できるようになってきています。

私どもが法律相談を受けていて、言っていることは適切だし、何とか力になってあげたいと思いながらも、どうしても証拠が手に入らず悔しい思いをすることが、よくありました。

それが、最近は、相談者の方もいろいろ工夫して証拠を得やすくなっているようです(それでも証拠不足で悔しい思いをすることはありますが)。

様々な形で、事実が立証されて、法廷で嘘が許されなくなっていくのは、喜ばしいことであると思います。

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ドラセナが枯れてきました。

ドラセナが枯れてきました。

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結構、傷んでます。

事務所の開店祝いにもらってから育てているドラセナ マッセンゲアナです。

2回植え替えて、もらった時より2周り以上、大きくなっています。

前の植え替えは春先にしたので根詰まりはないですし、水も適度かと思いますので、日当たりが原因ではないかと思います。

ドラセナ マッセンゲアナは、普段でも一番外側の葉先が痛みがちで、それで全体が枯れることはなかったので、少し葉先が枯れてきても気にしていなかったです。

が、油断していたら、あっという間にこういう状態になってしまいました。

弁護士としての相談でも、こういう事例はしばしばあります。

普段の状況から、些細な問題と考えて法律相談をしないまま日がたって、後日、状況が悪化して対応が困難になることです。

トラブルは早めの対応が一番です。

閑話休題

枯れかけのドラセナですが、比較的育っているとはいえ、このくらいのサイズならば販売していないこともありません。

しかし、新たに購入すれば良いというものではありません。

これまで育ててきた愛着もありますし、植物とはいえ、生き物というものは、消耗品のように傷んだから買い替えればよいというものではないでしょう。

弁護士としての業務でもそうです。

お金の問題も大切ですが、単にお金の問題以上の悩みを抱えて皆さん相談に来られます。

その対策では、単にお金で終わらせればよいというものは限られています。

再度、閑話休題。

ドラセナですが、とりあえず傷んでいる部分を選定し、日当たりのいいところに移してみます。

さらに、元気なところを切り取って、挿し木と茎伏せで、新しい株を育ててみようと思います。

あさがお法律事務所

イメージでなく事実を確認して。

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私の誕生日、妻とプレゼントを一緒に買いに行くことになりました。

妻は何を勘違いしているのか、ラコステを「リーズナブルなポロシャツ屋さん」と思っていたそうです。

ラコステに入って、私が服を何着かの服を迷っていると、妻は「誕生日なんだから、悩まず全部に買ったら。私のプレゼントやし」と言い出しました。

私は、妻に小声で何度か「結構高いし・・・」とか「そんなに買ってもらうわけには・・・」と伝えましたが、「リーズナブルなポロシャツ屋さん」と思っている妻は、私が「遠慮している」と思ったらしく、ぜんぜん伝わりません。

結局、妻は値札も見ずにレジに持っていき、レジで会計の金額(5桁くらい?)を見て、蒼白になってました。

イメージで行動すると、こういう目にあいます。

プライベートでは笑い話で済みますが、私どもの業務では、イメージだけで動くと取り返しのつかないことになります。

正確な事実確認の大切さを再認識しました。

あさがお法律事務所

文章を見て

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ある弁護士事務所のサイトを見ていたら、弁護士を評価するには、ホームページやブログなどの文章を見て、わかりやすい内容かどうかを基準にしてくださいというものがありました。

「なるほどな」と思いました。

結局、裁判というものは書面のやり取りで進みます。

そうである以上、書面の内容が重要になります。

書面の内容のうち、法律構成がどうかとかも、もちろん重要なのですが、その点は依頼者が判断するのは困難です。

それらがわからないからこそ依頼しているわけですから。

そうすると、依頼者が、その弁護士について、端的に判断できるものとしては、その文章のわかりやすさくらいしかありません。

ちなみにこのわかりやすさというのは、小説家のような華麗さや美しさではないです。

単に書かれている事実が正確に相手に伝達できているかです。

私は私自身が、わかりやすい文章を書いているかどうか、自分で判断はできません。

なかなか、このブログで胸を張って、「どうです、わかりやすい文章でしょう!」とも言えません。

ただ、日々、依頼者の方と裁判所の方にわかりやすく正確に事実を伝達しようと努力し続けております。

あさがお法律事務所