月別アーカイブ: 2016年4月

弁護士業務パターン化

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弁護士という仕事をしていて、特に気を付けなければならないと思うのが、個別的な事例の微妙な差での結論の変化です。

相続でも交通事故でも会社の訴訟でも、何百件も相談を受け訴訟をしていれば、おおよそのパターンのようなものが頭に出来上がってきます。

それで、パターンのようなものに当てはめて、そのまま回答しそうになります。

しかし、実際にパターンに完全に当てはまることなど、ありません。

予定外の部分が必ず出てきますし、しかも、この予定外の部分こそ深く掘り下げるべきポイントであったりします。

弁護士は、人と人のトラブルに介入する仕事です。

一人一人の人間を一定の類型に当てはめても正確にその人が理解できることはありません。むしろ、誤った偏見にもつながります。

また、人と人の関係も十人十色で、パターンわけしても正確な関係の把握はできません。

そうであるならば、人と人との関係で生じるトラブルをパターン化できるわけがないのは、当然です。

弁護士として、日々仕事をするうちに、つい忘れてしまいそうになりますが、適切な事件の把握と解決に、この意識は忘れてはならないものだと思っております。

ところで、法曹は業務上パターンわけをしがちな職業だと思います。

というのは、法曹は、社会にある個別の事象を法律という一定の枠にはめ込む仕事だからです。

法律という一定の枠、言い換えれば一定のパターンに、ものごとを当てはめて結論を出す仕事であるので、逆にパターンから考えて社会の事象を取り上げようとしがちになります。

結論の法律の枠ありきで、事件を考える方が処理が早く、かつ楽に処理できますからね。

ですので、法曹は業務のパターン化をしがちになってしまいます。

しかし、実際にパターン化しての検討は誤った結論に結び付く可能性があります。

その事案ならではの特殊性を、普段のパターンから外れる検討事項として見落とす危険があるからです。

あくまで、その前提にある個別の事件の本質を十分に把握したうえで、その後に法律へのあてはめを検討すべきです。

まず、実際にある事件自体を詳細把握することが重要です。

この事案ごとの差異を把握して適切に事件を解決するには、相談段階で、話を詳細に聞く必要があります。

間接的でも事案と繋がりがある可能性があるなら、周辺の諸事情を広く聞く必要があります。

そして、その事案ならではの特殊性に気づいたら、その点を特に掘り下げて聞いていく必要があります。

常にひとつずつの事件を、唯一の事件と理解して、対応していくこと

この意識を忘れないように、気を付けています。

そうでなければ、その事件ならではの問題を見落とす危険がありますし、事件ならではの微妙な差で、結論は変化するものだからです。

あさがお法律事務所

経費の削減と弁護士業

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経費を少なくすることは弁護士にとって重要です。

どのような仕事でも、経費削減は利益を確保し、同時に利用者の方に安価でサービスを提供するために重要です。

しかし、弁護士の場合、単に弁護士個人の利益の問題ではない点があります。

というのは、弁護士の持つ資格や業務上の特権の利用しようと、悪徳業者が弁護士に近づいてくることがあるからです。

そういうトラブルメーカーを排除し、依頼を拒否するには、ある程度の余裕が必要です。

もちろん、武士は食わねど高楊枝、経済的に苦しくても、高潔に正しい仕事だけを受けて、誠実に処理する姿勢は必要です。

私自身も、「正しい仕事だけを受けて、悪徳業者には絶対に関与しないように」という思いで仕事をしておりますが、自分で「絶対と思っている」ことだけを根拠に仕事を進めるほど、甘い判断は弁護士という仕事の性質を考えると避けるべきだと思います。

そうすると、甘い言葉に惑わされない決意に加えて、お金を理由に右往左往しないだけの余裕を、毎月の収支において持っておくことも大切です。

そのために、できる限り無駄な経費を避け、最低限の費用で事務所が運転できるように気を付けております。

ちなみに冷静な判断ができる程度の経済的余力は残しているというだけであって、儲かっているわけではないです、念のため。

あさがお法律事務所

弁護士報酬

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あさがお法律事務所は、一般的な弁護士事務所より、少し費用が安いかと思います。

あくまでネットなどで、他事務所の料金表を見た感想で、統計によるものや実際の事件を比べたわけではないですが、1~3割程度は安いかと思います。

後で計算してみると、法テラスより安いときも、あります。

それでも、一般の人の日常生活の支出を考えれば、高額の出費ではありますが。

あさがお法律事務所が、少し安めの料金になっている理由は、自分なりに考えて、以下の3点かと思います。

①普通の感覚で

ごく普通の一般の感覚からすれば弁護士費用は高いです。

これには薄利多売が出来ない業務の性質やリスクヘッジを様々に検討しなければならないなど、やむを得ないところもありますが、そうは言っても、やはり日常の出費として高いなという印象を私自身持ちます。

頭の片隅に、そういう意識がありながら、料金を決めると、どうしても控えめに控えめにという意識が働き、安くなります。

②将来を見据えて

私自身、将来にわたって、安定した事務所を経営していきたいと思っております。

そして来所していただいた依頼者や相談者の方と、ご縁があれば、将来もお付き合いしていきたいと考えております。

そのために、信用できる仕事を積み重ねていくことは当然です。

しかし、仕事だけができても後で調べて、相場より高額な費用をとっていたと思われたら、信用を無くすでしょう(初めから相場より高いことを説明していれば別でしょうが)。

いまどき、ネットで料金は簡単に比べれますし、典型的な事件と結果ならば、ある程度の相場もわかります。

そこで、事件と結果を比較して、相場より高くならないように気を付けて料金を決めております。

そういう意識で料金を検討すると安めになってしまうことが多いです。

③経費が余りかかってない

弁護士としての業務に必要な書籍の購入や調査などの費用は、他の事務所と同じようにかかっています。

しかし、事務所は狭いですし、派手な調度品などもなく、仕事以外の費用は、ほとんどかけていません。

その分、費用は安くできます。これは安い理由というより、どちらかというと安くしても問題がない理由ですね。

いろんな弁護士事務所の費用

あさがお法律事務所の料金表

大阪 神戸 西宮のあさがお法律事務所

例年のゴールデンウィークについて

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ゴールデンウィークの営業について、昨日記載しましたが、例年のゴールデンウィークは、どういう状況かというと

ゴールデンウィーク中は、結構、時間は空きます。

というのは、まず、ほとんど裁判が入りません。

過去にゴールデンウィーク中の平日であっても、裁判があったのは、数回、それもイレギュラーな必要があった時(どうしても急ぎだとか)です。

裁判は、出席者全員の予定が会わないといけないですし、ゴールデンウィークの合間の平日だと、冠婚葬祭があったり、勉強会に行ったり、書面をゴールデンウィーク明けに出すというような取り決めをしていて書面作成で手がいっぱいなどで、滅多に裁判は入りません。

というわけで、裁判の分の時間が空きます。

相談予約の状況ですが、ゴールデンウィークの9日間のうちに半分くらいは埋まるくらいでしょうか。

何となく、感覚的にですが、ゴ-ルデンウィークに限らず、気候がよく休みの時の予約は、少ない気がします。

あくまで推測ですが、皆さん、気分もリラックスして、友人や家族と出かけたりして、一時、悩みが頭を離れているからではないかと思います。

逆に言えば、この時期にどうしても相談したいと電話をかけてくる方は、深くお悩みの方であることが多い気がします。

ゴールデンウィークの予約についても、特にご遠慮は不要です。

残りの休みをリラックスして過ごすためにも、早目にご相談にいらしてください。

あさがお法律事務所

お問合せ

GWの営業について

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ゴールデンウィーク中の当事務所の業務時間ですが、事前(前日までに)に予約があれば、全日、対応可能です。

予約の電話には、休日も対応させていただいております。

事前に予約がない日は、暦通りに休んでおりますが、予約の電話はつながります。

ただ、事務員が休んでいるときは、転送電話での対応になりますし、飲食中、移動中などで、電話に受電できないことがあります。

その場合は、30分程度置いてかけなおしていただくか、メールでのご連絡をください。

なお、メールでのご連絡は、必ず毎日確認します。

例年のゴールデンウィークの予約状況

あさがお法律事務所の予約方法

あさがお法律事務所のお問合せ先

いろんな弁護士費用?

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ネットで弁護士費用計算というものを、見つけました(以下、それぞれ別のサイトへリンクしています)。

各サイトは、他の弁護士事務所や情報サイトなどですので、自己責任でご覧ください。

弁護士費用計算機

弁護士費用の計算

弁護士費用自動計算フォーム

計算してみましたが・・・
(なお、当事務所は遠距離の出張時以外は日当をいただいておりません。)

他人事のようですが、結構高いんですね。

あさがお法律事務所の料金が安すぎるのでしょうか。

特に着手金が違いますね。

弁護士という仕事は、性質上、薄利多売の処理の仕方はよくないと考えておりますし、私どもも事務所として、十分な額は、いただいているつもりなんですが。

あさがお法律事務所 料金表

ツイッターのスケジュールを辞めた理由

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ツイッターで、毎日のスケジュールを事務的に書いておりましたが、止めました。

これからは、特徴的なスケジュールやお知らせ、日常にふと考えることを、書いていこうと思います。

つまり、本来のツイッターの使い方に戻しました。

その理由ですが、いくつかあります。

①まず、正直、私自身、しんどい

あさがお法律事務所は、予約と裁判がある限りは休みなく対応しますので、毎日、朝に必ず、記載が必要です。

旅行中でも冠婚葬祭中でも、時間を見つけて記載してきました。

また、土日も予約状況に応じて記載しますので、ある程度は、プライベートなどのスケジュールも載せることになります(例えば、「土曜日 朝は予約を受付、午後からは買い物に行くので対応不可」など)。

その記載している部分はプライバシーがなくなるわけで、毎日のこととなると、そういう面も精神的には、結構しんどいかったです。

②広告や営業マンに狙われる時があります。

日常のスケジュールを書いていますので、書いていない時間、「先生、今ならお話、大丈夫でしょう。ツイッター見たら、スケジュール空いてましたよ」と営業マンが電話をかけてきたり、事務所に来たりします。

この対応も結構しんどいです。

予約がなくても、書面を書いてますし、暇な時間は基本的にありません。

③ツイッターのフォローしている人の問い掛けや挨拶を無視することになること

ツイッターで、挨拶をくれる人やリツイートしてくれる人がいます。

これに対して、スケジュールを機械的に表示させていたときは、無視していました。

しかし、やはり、これは心苦しく思います。

ツイッターで何かの記載があれば、こちらも応対したいという気持ちがありました。

というような理由で、現在は「本日の予定」として表示していたページが、「弁護士の一言」と題を変えて、内容も変えて、ホームページのトップに表示しております。

あさがお法律事務所(左上にツイッターの表示)

あさがお法律事務所 弁護士 岡田 晃朝 のツイッター

詐欺への知らない間の加担と責任

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詐欺グループが特定できなくても、郵便物の転送、口座開設などで、詐欺に関与していた人たちに対する損害賠償請求が認められました。

判決の理由は、「転送を依頼している者が、何らかの事情により自らの住所を使用できない手続のためであることは明らか」で、「被告らは、自らの行為が何らかの違法行為に使われている可能性が高いことを容易に知ることができたというべきである」として、賠償を認めました。

被害者救済の点からは、意義のある判例であります。

同時に怪しい内職に対する抑止力になるでしょう。

インターネットを見ていると短時間で高額の、不審なアルバイトの広告が表示されることもありますが、そのようなものへの関与は避けるべきでしょう。

また、これまで被害に泣き寝入りしていた方も、回収の可能性を考え、弁護士事務所に相談してみるのがよいでしょう。

個人の法律相談なら

顧問先のメリット

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現在、あさがお法律事務所は、様々な会社に顧問契約をいただいております。

顧問契約をしていただくメリットはいくつかありますが、その一つに「優先的に依頼を受け付ける」というものがあります。

これは少しわかりにくいですが、2つのパターンがあります。

たまたまなのですが、この4日ほどで、6件依頼が連続しました。

弁護士一人が受けることが出来る件数は、破産や交通事故などの定型処理をのぞいては、年間に30-50件くらいです。

弁護士白書2015の調査(クリックでリンク)でも弁護士の8割が、この件数以下です。

事件は解決まで、半年くらいから3年以上かかるものまで様々ですが、大体は1年程度です。

ですので、1か月あたりで割ると、月に2から4件が普通の依頼対応数です。

ですので、4日で6件は結構大変です。

このような場合、状況が落ち着くまでのその週一杯くらいは新規の依頼を受けないようにします(既にお話をお伺いしている方は除きます、また相談の対応は可能です)。

依頼者の方、皆さんに適切な対応ができる人数に、対応件数を押さるようにしております。

ただ、このような状況でも、あと、1件程度ならばなんとか受けれる用に余力は残しております。

この1件分が顧問先の分です。

顧問サービスの一つである「優先的依頼受付」のパターンの一つには、このように他の方はお断りする状況でも、特に対応するという意味があります。

時折、こういうことがあります。

「優先的依頼受付」のもう一つのパターンは、たまたま原告側と被告側から、同じ相談があった場合、顧問先側の依頼を優先的に受けるというものです。

こちらのパターンは滅多にありません。

また、一方からの法律相談などを受け事情を詳細にきいてしまった場合、他方が顧問先でもお受けできない場合があります。

この場合は、両方を断ることになります。

あさがお法律事務所の会社顧問

顧問弁護士のメリット

ネット上の判例情報

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私ども弁護士も、ネット上の裁判例の情報や弁護士の見解、過去の事例などを参考にすることがあります。

いろいろなサイトを見て思うのが、やや極論が多いなという印象です。

間違えているというわけではないですが、めったにない極端な判決が多い気がします。

特に、離婚事件や労働事件などは、特定の立場(たいていは奥様側か労働者側)からの極端な裁判例や特殊な救済判決を取り上げたものが多い気がします。

なぜかということですか、これは推測になりますが、

①弁護士事務所などが裁判例や過去の事例をあげるときは、どうしても広告の側面があり、取り扱った事件の中でも、一方的に有利な解決が図れた事件、派手な判決をあげがちになること

②学者の先生は、その事案でありうる最低限レベルと最高レベルの判決を比較して研究して、その考え方ができる範囲を検討するので、極端な判例を取り上げることが多いこと

③マスコミなども、読者が興味を引くような極端な判決を取り上げがちなこと

があげられます。

実際には、ネット情報よりも、もっと中庸な判決のほうが多いと思います。

皆さんもネット上の情報は、あくまで参考にされる程度にするのが良いでしょう。

あさがお法律事務所の解決事例(個人)

あさがお法律事務所の解決事例(会社)