月別アーカイブ: 2015年1月

神戸地裁の範囲について

当事務所は神戸地裁の管轄内にあります。

ところで、神戸地裁の管轄の範囲ですが、「神戸」といっても実際には、相当に広いです。

神戸本庁・伊丹支部・尼崎支部・明石支部・柏原支部・姫路支部・社支部・龍野支部・豊岡支部・洲本支部と10か所の支部にわかれています。

これが大阪なら、大阪本庁・堺支部・岸和田支部の3つだけですし、奈良や京都も3つか4つの支部ですから、それと比較して相当に細かく分かれていると思います。

交通の便の関係で、同じ神戸地裁管内でも、横の動き(阪神間から明石・姫路)はそうでもないですが、縦の動き(日本海側)には相当に時間がかかります。

今日は、社支部に行きますが、阪神間から日本海側にむけて少し進んだあたりに位置します。

当事務所からですと電車の待ち時間や駅からの移動も考えれば2時間から2時間半くらいみなければなりません。

実質、日帰り出張に近い形になりますが、今日も頑張っていこうと思います。

あさがお法律事務所

裁判の方が良いときもあります

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相談者の多くの方は、裁判より話し合いでの解決を望まれることが多いです。

特に、相続のような家族間のトラブルや、知人間のお金の貸し借りなどですと、出来る限り大事にしたくないとおっしゃる方が多いです。

当事者の立場に立てば、この希望はよく理解できますし、私もできる限り配慮はします。

しかし、そういう場合でも一定の場合は裁判の方をお勧めします。

それは、

①相手が交渉を拒否している相手である場合、②法的に成立しないことを独自の正義感をもって喚き散らすタイプの場合、③粘ることで譲歩を引き出そうとしている場合、④DV気質の相手の場合

と言うようなときです。

理由が重複するところもありますが、順に見ていきますと

まず、交渉を拒否している相手、これは話が出来ないのですから、裁判しかないのはお分かりでしょう。

次に独自の正義感を振りかざす相手、自分が絶対に正しいと信じきっているので、交渉が成立する見込みはありません。

次に粘ることで譲歩を引き出そうという相手、譲歩するまで、いつまでも話がつかないですし、一つ譲歩したら2つ目の譲歩を求められて、話すだけ無駄です。

DVの相手の場合、話すこと自体が危険です。

このような場合は、裁判の方が、かえって早く、適切に解決できます。

裁判と言うことで、イメージ的に、大変な手続きというものがあるかもしれませんが、大変な部分は弁護士が動きます。

紛争解決のために、事案によっては早めの裁判を選択肢に入れておきましょう。

あさがお法律事務所

個人のお悩み

会社の相談

新聞と著作権

神戸新聞の「暮らしの法律相談」への執筆依頼が弁護士会を通じてありましたので、書かせていただきました。

紺屋の白袴と言うか、医者の不養生と言うか、普段、私は相談者の方には、「著作権のように形のない権利こそ、契約はきっちりと書面で残さないといけません」と伝えていますが、今回、契約書はありません。

記載しながら、この内容は著作権法上、どういうことになっているのか検討しました。

著作権のうち、当然、著作人格権は私になるでしょう。

もっとも、紙面の関係で一部段組みなどを変更する旨の記載は、依頼書面にありましたので、同一性保持権については、著作人格権の一部の不行使の合意があるといえるかもしれません(著作人格権は権利の性質上、不行使はあっても放棄や譲渡はありえません)。

また、新聞での公表のために書いているので、その範囲での公表権は自ら認めていることになるでしょう。

それ以外の著作権ですが、新聞に載せることを合意しているので、その新聞利用にありうる程度で、朗読権や複製権は認めているといえるかもしれません。ひょっとしたら著作権が全面的に譲られると新聞社は思っているかもしれませんが、そのような合意をしていない以上、それは無理があるでしょう。

まあ、いずれにせよ、こういう形のない権利は契約書面にしておくのが一番です。

あさがお法律事務所

弁護士紹介

弁護士会のホームページと取扱い分野

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弁護士会のホームページでは、その地域の登録弁護士が検索できます。

兵庫県弁護士会 弁護士検索システム

兵庫県は、ここで検索できます。

事務所が変更になった場合などは早急に弁護士会に届ける必要がありますので、登録までの若干のタイムラグを除けば、住所や登録名など正確に表記されます。

各県の弁護士会の検索では、取扱い分野が表示されることが多いです。

兵庫県でも、取扱い分野が検索できます。

それ自体は、大変便利なのですが、2つの注意点があります。

1つは、県の弁護士会の登録時に、取扱い分野を記載しなければならないこと。

弁護士登録時ですから、これからどんな仕事をするのか、漠然とした希望があるにすぎません。

その中で登録するので、実際に業務についたら、ずれが生じることがあります。

私も、先日そのずれに気付いて、修正の連絡を弁護士会にしましたが、弁護士が自ら気付いて連絡しないと、登録時と現状のずれが残ったままになっている可能性があります。

2つ目に、取扱い分野として、登録される枠が、うまく自分の業務に対応していないことがあるので、記載を控えていることがあること

例えば取扱い分野に「会社更生法、民事再生法、会社整理、特別清算」と一括りでの記載があります。

私どもの事務所では、民事再生ならば、事案によっては取扱い可能ですが、会社更生は取り扱えません。

この2つをわかりやすく大工工事の例に置き換えれば、民事再生が家一軒の立替ならば、会社更生はビル一棟の立替です。

私どものような小規模の事務所では、民事再生(家の建て替え)は出来ても、会社更生(ビルの建て替え)は困難です。

私どもは依頼者の方に誤解を与えないように、「会社更生法、民事再生法、会社整理、特別清算」と4つの手続きが並んでいるうち、一つでも取り扱っていないのであれば、他は取り扱っていても、その一括り全体について登録しないようにしております。

ですので、そういう形でずれがある可能性があります。

もっとも、各事務所の取扱い分野がわかるのは大変便利であると思います。

私もあさがお法律事務所で取り扱っていない業務の対応事務所を探したいという相談者の方には、このページをよく勧めております。

上記の注意点を、頭において、使っていただければよいと思います。

あさがお法律事務所

紛争に介入する職業

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合法違法を問わなければ、世の中には、紛争に介入する仕事は、大きく2つあると思います。

一つは、弁護士

もう一つは、やくざです。

2つの仕事の、「形式的な違い」は、司法試験に合格して、国家が紛争に介入するお墨付きを与えているかどうかです。

弁護士法 第72条で「弁護士又は弁護士法人でない者は、報酬を得る目的で訴訟事件」「その他一般の法律事件に関して鑑定、代理、仲裁若しくは和解その他の法律事務を取り扱い、又はこれらの周旋をすることを業とすることができない」とされています。

弁護士法 第77条で「次の各号のいずれかに該当する者は、2年以下の懲役又は300万円以下の罰金に処する。 三 第72条の規定に違反した者」と、違反には罰則もあります

このような形式的な違いも大切ですが、実質的な違いはもっと大切だと私は考えております。

弁護士とやくざの「実質的な違い」は、

「基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とすること」(弁護士法1条)

「誠実にその職務を行い、社会秩序の維持及び法律制度の改善に努力すること」(弁護士法1条)

「常に、深い教養の保持と高い品性の陶やに努めること」(弁護士法2条)

と言う姿勢で活動しているかどうかということでしょう。

実質的に弁護士と言える姿勢をもっている弁護士ならば、これらを守ってその中で依頼者を守ろうと活動します。

これに対して、やくざは、いろいろ理由は付けても、結局、自分の利益を確保するために法的に成立しないことやこじつけを押し通そうとします。

社会の秩序より自己の利益を重視して、大声をあげたり、暴力や嫌がらせでトラブル解決を図ろうと活動します。

私は、裁判で敵対する相手にも、最低限の礼儀を持って対応します。

本人訴訟などで、時折、無礼な書面を送ってくる相手方もいますが、あくまで冷静に法律論に乗っ取って反論します。

法論理的に全く成立しないことを、強弁を振りかざして主張することはありません。

依頼者に対しては、誠実に不利なことも伝えて、その希望を第一に対応します。

なぜならば、私は実質的に、弁護士として職務を遂行することにプライドをもっているからです。

目的を達成するのに、何でもやるのでは、実質的には、やくざと変わりません。

あくまで、形式だけでなく、実質的にも、弁護士と言われる活動をするのが、私の仕事です。

あさがお法律事務所

法律相談のお問合せ先

今年も一生懸命がんばります。

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年末年始と昔の友人などに会ったせいか、のんびり過ごして色々考える時間があったせいか、年始は、若いころの思い出を思い出したりしました。

若いころの思い出はいろいろあるのですが、全体として、今思い出せば、一生懸命やったことはいい思い出となって思い出せます。

まあ、失敗したことや恥ずかしいこともたくさんあるのですが、今思い出して、嫌な気がしません。

これに対して、若いころ特有のすかした(気取った)態度でやったことは、なんだか、今思い出すと恥ずかしいことばかりです。

みんなが通る道だとは思いますが、いきがった口調だとか、クールぶって手を抜いてしまったことなどは、上手くいったことでも、今考えると恥ずかしくなることが多いです。

結局、一生懸命に物事に取り組むことが、一番人生を豊かにしてくれるんだと再確認し、

今から、ずっと先に、今のことを、いい思い出にできるようにも、今年も一生懸命がんばろうと思いました。

あさがお法律事務所

弁護士の紹介 

法的判断の専門性と法律相談

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法律は日本語で書かれています。

判決文も日本語です。

これが医師のカルテのようにドイツ語の薬品名が並んでいれば、素人判断は危険と思うのですが、日本語での記載ですので、なんとなくわかったつもりで対応してしまう方がおられます。

しかし、私たち法曹(弁護士・検察官・裁判官)は、

「1試験2時間前後(短答試験は短いですが)、4日間かけて、11個の試験を受ける司法試験」という試験を受けて、

その後、「1科目7時間半(昼食時間も含む)、5日間かけて、5つの試験を受ける司法修習生考試」という試験を受けて、

なっております。

これらの試験で試されるのは知識力ではなく、法的思考力が中心ですので、ネットなどで調べればわかる知識だけで判断可能になるものではありません。

法律も判決も、専門的視点からの検討と判断が必要です。

皆さんも、自分の仕事で考えてみてください。

皆さんも、ご自身の仕事として業界で、3年5年10年と経験積んで、学んだからこそ身についた技能や知識があると思います。業種によっては、特に勉強して取った資格・知識をお持ちの方もいるでしょう。

それがあるからこそ、処理できる仕事があると思います。

全く業界経験のない新入社員が、ネットで調べたから知っていますと言ってきても、すぐに仕事ができるわけではないでしょう。

それと同じです。

軽微な事案について、自分なりに調べて参考にされるのはよいとは思いますが、大きな問題がある時は、単純に細切れの知識をネットで拾って判断せずに、弁護士に法律相談される方がよいと思います。

裁判となると、躊躇されるかもしれませんが、法律相談で解決される方も多いです。まずは気軽にご相談ください。

あさがお法律事務所

問い合わせ

年末年始の対応の意味

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毎年、年末年始にも対応しております。

例年、30日や31日に予約があることはありますが、正月3が日は、稀に電話があるだけです。

年末年始は、裁判所も役所も原則休みです。

(裁判所の緊急窓口などは空いているらしいですが)

ですので、この時期相談を受けても、対処はできません。

それでも年末年始に事務所の予約を受け付けるのは、悩みを抱えたまま、年を越し、正月休むのは、嫌であろうという思いからです。

人によっては、裁判するかどうかより、まず弁護士に話を聞いてほしいという方もおられます。

年末年始の対応は、そういう方の助けになればと考えています。

あさがお法律事務所