作成者別アーカイブ: akitomo okada

顧問弁護士の活動の限界

顧問弁護士は、会社の味方となって活動します。

会社のために行動します。

しかし、ここで注意すべきは、会社の味方であるからこそ、その活動に限界があることです。

味方になるのは会社であって、個々の取締役や会社の機関、大株主ではありません。

通常、対外的な紛争の場合は、取締役など会社の機関を守ることは、同時に会社を守ることに繋がりますので、特に問題になりません。

しかし、複数の取締役同士のやりとりへの介入となると話は別です。

会社の味方であることは、その会社の内部でのやり取りへ介入が微妙なことがあります。

他の弁護士のブログでも類似の指摘がありました。

最近、この点の検討を忘れて、対応する直前に気が付いて取りやめになったことがありました。

直前まで、対応を検討していたことで、関係の方にはご迷惑をおかけしました。

顧問弁護士は会社のための弁護士で、会社のために活動します。

あさがお法律事務所

弁護士は営業活動はできないので

弁護士は、いわゆる積極的な営業活動はできません。

弁護士規範上も許されませんし、実際にも各家庭に「トラブルありませんか」と売り込んで廻れば、営業どころか逆効果でしょう。

そのような中、初めての依頼者の方にご来所いただくには、一つ一つの仕事はもちろん、それどころか仕事にならなかったちょっとしたお問い合わせや日常のプライベートの行動などでも、親切丁寧に対応することが重要だと思っております。

実際に、知り合う人に丁寧に親切に接していると、不思議と弁護士としての依頼も増えていきます。

それは積極的な売り込み活動のようなものができない弁護士にとって、数少ない自分がどういう人間かを知らない人にわかってもらえる場面の一つであるからではないかと思っております。

もちろん、人に丁寧に接することは、依頼者を増やす営業活動や売り上げを上げるためを意識してやっているわけではありません。

人と触れ合う姿勢で依頼が増えるのは、その時に「この弁護士はこういう人だ」という人間性が見えるから、意味があるのであって、「営業のため、売り上げのため」にしているのでは、結局深いところで信頼を得ることはできません。

営業のための丁寧な態度は、結構、簡単に見抜かれます。

自分自身の対応を磨いて、多くの依頼者の信頼を得れるように、これからも努力していこうと思います。

あさがお法律事務所

何にもできないとき・・・。

弁護士は法律を適用して、裁判所や国の手続きで解決する仕事です。

ですので、当然、法律がなければ、その問題を解決することが無理になります。

長い目で見て、立法のために活動することがあるとしても、その目の前にある問題は解決できません。

また、法律があっても、個人の救済につながる規定でないと、やはり目の前の問題の解決はできません。

あくまで広く公益一般のためとか、行政機関の規律のための法律というものもあり、そういう規定は個人の個々の問題の解決に使えないことがあります。

そして手続きがあるかどうかの問題もあります。

法律があっても、それで個人の権利を救済できる手続きがなければ希望する結果をもたらすことはできません。

例えば、お金を払うことを強制できても、実際に謝罪させること自体(謝罪広告でない)の強制はできません。

弁護士に依頼に来ていただいたとき、いかに対処するか私どもは一生懸命検討します。

しかし、それでも上記のような事情で対処できない場合もあります。

そういう場合、大変残念に思います。

あさがお法律事務所

山尾議員と法曹の特質

元検事の山尾議員が不倫を疑われた相手を、再度、法律顧問にするそうです。

私はあまり、政治的なところは、仕事に持ち込まないことにしておりますので、山尾議員を支持するかどうかはさておき、この姿勢は法曹の持つ長所と欠点を表していると思います。

この長所と欠点、表裏をなすものになります。

一言でいうと、「人の気持ちはさておき、自分が正しいと思う行動をする」ということです。

普通に考えて不倫を疑われた相手と再度取引することは、やましいところが無くても、周囲の人間は不快感を持ちます。

不適切な関係がなかったなら、理屈上は問題が無いようですが、支援者の中には不快に思う人もいるでしょう。

何よりも普通は家族は相当に嫌でしょう、特に子供の気持ち考えたら私なんか耐えられません。

悪く言えば、「人の気持ちよりも、正しいか悪いかで物事を見て行動し、自分が正しいと思えば周囲の気持ちなどお構いなし」とも言えます。

しかし、逆に見れば、「周囲が何を言っても、自分が適切と思うことをやり遂げる姿勢がある」とも言えます。

法曹が対応する人の中には、平気でうそをついたり、芝居をして不当に利益を得たり、責任を逃れたりする人もたくさんいます。

そういう相手の意見にまともに付き合っていては、仕事になりません。

根拠の無い話ならば、相手にせずに、手続きを進める必要があります。

そういう意味では、良い面でもあります。

政治家としてどうかはさておき、正しいことならば周りに安易に動かされない姿勢は、法曹としては持っておくべき資質でもあると思います。

もっとも、弁護士ならば、依頼者や周囲の人の気持ちを推し量り調整する能力も、同じくらい必要です。

あさがお法律事務所

廃棄資料の持ち運び

当職は、しばしば、紙屑のように見えるような資料も、よく持ち運んでいます。

というのは、わずかなメモ書きも保存しておく必要があることがありますし、また職業柄、メモ内容が個人情報や機密情報も多く、ゴミ箱に普通に捨てることが出来ないからです。

具体的には、市役所での法律相談時のメモ、電話で出先で話した時の備忘録のメモ、弁護士会や弁護士協同組合で配られる資料(含 広告)、出張先や自宅で法律構成を検討した時のメモ、事案を整理するために記載した図表、相談者の方の電話番号やメールアドレスのメモ、その他というところです。

こういう紙の切れ端に書かれたようなメモも、出来る限りは保存するようにしております。

一部のメモ書きは、当時の具体的な言動を確認する重要な資料になることがあるからです。

しかし、メモ書きの内容によっては、書面に清書したり、パソコンに打ち込めば不要になります。

そこでそういうものは廃棄するのですが、これも、内容的にはプライバシーや機密情報に当たることが多く、通りすがりのごみ箱や家のごみと一緒に捨てることが出来ません。

そこで、そういうメモも全ていったん事務所に持ち帰り、機密書類廃棄の業者に引き渡すことになります。

このため、私のカバンは時折、紙の切れ端のメモ書きや小さな手帳を破ってメモしたものなどが、一杯に入ってたりします。

あさがお法律事務所

買い物で

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この1,2か月、買い物などで、ついお金を使いすぎることが連続しました。

パソコンとか、事務所の椅子、プリンターなどやむを得ないところもありますが、食事とか服、デザイン雑貨等に関するものもあります。

多少は余裕があったので、つい使ってしまいましたが、昔、お金がなかったことを思いだし、再度引き締めようと思っています。

少しくらいという気の緩みから、崩れて行ってしまう話はよく聞きます。

考えを切り替えて、今月からは、再度節約していきます。

お金を使うことの何が嫌かを考えると、もちろん、使えばお金は減っていくし、そうすると生活はもちろん、仕事にも余裕がなくなるといった問題もあります。

が、それ以外に、私の性格からくるものかもしれませんが、お金で刹那的に満足しても、後にむなしさが残るという面があります。

お金を使わないときは、本を読んだり、文章を書いたり、ハイキングや山登りしたり、ギターの練習や作曲してみたり、植物を育てたり植え替えたり、ホームページを修正してみたり、自分自身で動いて何かをしようとします。

それがなんというか、いろんな分野での自己成長につながるというか・・・。(こういう自己啓発みたいな言いまわしは恥ずかしくて嫌ですが。)

そして、それが自分自身の満足につながります。

ところが、お金があるとお金を消費して、ストレスを発散したり、物事を処理しようという動きになります。

これが、その場はよいのですが、後から何とも言えない虚しさが残ります。

登山せずに、山の頂上にヘリコプターで降りて満足しているような・・・。

結果が同じならいいという考え方もあるでしょうが・・・。

いずれにせよ、今月からはまた節約生活に戻ろうと思います。

あさがお法律事務所

ネット情報の見方

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ネット情報には虚偽のものも多くあります。

もちろん、上手く検索すれば有用なものもあります。

ネット情報で注意すべき点ですが、

まず、実名あるいは実在する機関が作成したサイトかどうかを注意すべきです。

匿名の情報については、あまり意味がありません。

次に、実名実在の機関として、では、その相手が信用できる人物、機関かを確認しなければなりません。

よくわからない機関や人物の場合、その情報も真偽はよくわからないものとなるでしょう。

ここで注意すべきは、まとめサイト、ランキングサイトのようなものです。

これらは、ほかのサイトの情報などをまとめていたりしますが、この場合は、その引用元とまとめサイトの運営者、両方が信用できるか確認する必要があります。

まとめサイトには、もっともらしく書いてあっても、実際に確認するとその引用元のサイトに、どこにもそのような記載がないことも、しばしばあります。

記載内容にも注意が必要です。

それなりに信用できる機関のサイトでも、載せられている情報が古いこともあります。

注意すべきなのは、本来のサイト内では古い情報は過去の情報として、現在の情報と切り分けられて、まとめられていても、検索した際に、その古い情報ページだけが元のサイトと切り離して検索できることがあることです。

あたかも古い情報が現在も有効のように見えるので注意が必要です。

また、表現が伝聞のときも注意が必要です。

このような記載については、あまり信用できないものと考えるほうが良いでしょう。

弁護士もネットで情報を検索することはよくあります。

最終的には書物から引用する資料も、ネットで検索してあたりを付けてから調べるほうが、相当に早く処理できます。

有効利用すべきものではありますが、盲信はやめるべきでしょう。

なお、私どもの事務所のサイトは、誤った記載がないように注意して、定期的に確認しております。

あさがお法律事務所

人のアドバイスをよく聞くこと

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最近、人のアドバイスもよく聞いて、仕事を進めることを心がけております。

依頼者の言うことをよく聞いて検討するのは、以前から心がけており、その点は変わりません。

ここでいう「人のアドバイス」とは、裁判所関係者の方や弁護士、その他専門職の方の意見という意味です。

私は、本来的な性格としては、自分の納得するまで対応しないという姿勢です。

ですので、周りがアドバイスをくれても、自分で裏付けを取り、自分で判断し、そのうえで適切と思う形でしか対応しない姿勢で業務をしてきました。

自画自賛になりますが、弁護士としての職責を考えれば、この姿勢自体は間違えていないと思っております。

ただ、そのために、周りのアドバイスや助言を軽視してきたところがありました。

特にその場限りの口頭での一言など、根拠が希薄すぎるし、それが誤りであった場合、その責任を取るのは自分自身なのだから、聞いても仕方がない程度に考えているところがありました。

しかし、実際に業務を進めて、それなりに弁護士としての経験を積んでいくと、そういう面も大切に思うようになってきました。

書籍や資料、判例からの裏付けはもちろん大切です。

が、そういうところに示されない曖昧ではありながらも現実に存在する基準のようなものは、些細な一言から、わかることがあります。

最近は、人のアドバイスや意見を十分に聞いて参考にしながらも、最終的には自分で調べて納得いく形での処理をするという業務方向を心がけております。

あさがお法律事務所

聞くことと書くこと

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他の弁護士ブログでも読んだことがあるのですが、法律相談の時、聞く時間と相談内容を書き留める時間のバランスは結構難しいです。

私は、なるべく話を聞いて、書く時間はあとで取るようにしているのですが、実際に後でまとめようとすると、細かい点、特に人の名前などを忘れたりすることがあります。

また、忙しいときなど、次々と次の仕事が待っていて、まとめる時間がないままになってしまうときもあります。

だからと言って、書くことを優先すると、話が十分に頭に入ってきません。

また、私が手元ばかり見ていると相談している人にしても落ち着かないでしょう。

なかなか、何が正解というのは難しいですが、相談の聞き方とメモの取り方一つでも、考えることは多いです。

あさがお法律事務所

独立と上司

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独立して仕事をすることには、いろんな面がありますが、その一つの上司が居なくなるということがあります。

たいてい、独立するときは、このいい面しか見ていません。

私もそうでした。

「これからは上司はいないし、自由に仕事ができる。」と弁護士事務所を立ち上げた時は思っていました。

しかし、実際にやってみると、上司がいないことは結構大変でした。

まず、上司が居ない以上、仕事を聞くことが出来ません。

独立した当初は、他の事務所など弁護士の先輩などが優しく声をかけてくださった人もいますが、やはり同業他社である以上、聞けることには限界があります。

次に責任を取ってくれる人が居ません。

失敗すればすべて自分の責任です。他の人が一緒に謝ってくれるとか、責任を取ってくれるなどと言うことはありません。

無制限に(自由に)仕事ができるということは、その責任も無制限にあるということです。

理屈では分かっていても、実感できるようになったのは、事務所を開いてからです。

今でも、何でもない瞬間に、それぞれの仕事の全責任が自分にあるということを、ふと意識して、怖くなることがあります。

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