根拠のないこと

根拠のないことや漠然とした噂で行動を起こす人が居ます。

なんとなく気持ちがわかることもあるのですが、実際に重大な局面で判断にかかわる事実については、根拠を確認しないと大きな問題を起こすことになることがあります。

時にはその後の人生にかかわることもあります。

実際に、ネットの情報、人のうわさなどは正確に根拠をとったり、その分野の専門家に確認してもらえば誤りであることは、よくあります。

新聞記事やニュースでの情報ですら、時折、誤りがあります(私どもは法律や裁判関係しか判断できませんが)。

訴訟などで、日々、いろんな事例を取り扱う経験からすれば、そういう根拠がいい加減であるからこそ生じたトラブルも多いです。

正確に根拠を調べたり、確認することは、手間がかかったり費用が掛かったりします。

ですので、根拠の確認が必要とわかっている人でも、躊躇することがあるのでしょう。

人は、多少不自然な情報でも、繰り返されて聞いた情報、面白おかしいゴシップネタ、好意を持っている相手(交際相手など)から聞いた話は、信じやすかったり広めやすいようです。

しかし、そういう相手の言うことを根拠なく信じて、莫大な借金を背負われた人もいます。

会社の経営や人生の重大な岐路では、根拠を十分に確認した事実をベースに検討されるほうが良いと思います。

あさがお法律事務所

長くブログを書いていると

長くブログを書いていると、同じ話が出ることがあります。

書き方や表面的な内容が変わっても、実質同じではないかと思う話を記載してしまうことがあります。

この悩みを、そういう関係の専門家の方に相談してみたことがあります。

その時に言われたのは、

「同じ人間が、いろんな経験から書くのがブログなので、根本の考えや内容が似たり、同じであるということはよくある。

しかし、それは自然体で書いていれば、普通にあることなので、おかしくない。

自分が感じたなら自然体で、それを書くこと自体は問題ない。

むしろ、いろいろ経験や考えを通して考え方が変わったなどでもないのに、短期間にころころ考え方が変化していくほうがおかしい」

ということでした。

そのアドバイスを受けて、このブログを書いております。

時折、昔もこういうこと書いたよなという話を繰り返してしまったりしていますが、そういう事情からです。

あさがお法律事務所

その発想がおかしいような・・・

「弁護士が「真面目に働く人ほど食えない」仕事になった理由」という記事を見ました。

引用元:http://diamond.jp/articles/-/152922?utm_source=daily&utm_medium=email&utm_campaign=doleditor

記事の書きだし「昔なら、預かり金に手をつけたところで、仕事はバンバン入って来た。だから短い時間であれば、何とか埋め合わせもできた。」

・・いや、その発想がおかしいでしょう。・・・。

依頼者から預かったお金に、たとえ一瞬でも手を付けるとか、そういう発想自体が例示としてもあり得ないです。

当職は、封筒に入ったお金を預り金として預かった際は、清算に必要な時以外は、封筒から出すという発想が根本的にありません。

銀行振り込みでの預かり時も、銀行には必ず、預かったお金に相手への振込手数料分を加えて置いてあります。

弁護士って、特にお金については、慎重にあるべき仕事だと思っております。

仮に、前記の話が実際にはない、わかりやすくするための例であっても、そのような記載を読んだ依頼者や相談者の方々がどう思うか、その想像がつかないのでしょうか。

その表現について相手がどう理解するか想像することは、弁護士にとって大切な能力だと思います。

さらにこの記事は続きます。

「「いついつまでに振り込んでおきます」と言っておけば、1ヵ月程度なら約束の期限を過ぎても文句を言われることもなかったという。」

人のお金、時には裁判を長く争って、ようやく回収出来たお金、それについて、依頼者の方への振り込みを遅らせるというのはあり得ないでしょう。

そして、以下の記事が続きます。

「今では仕事が不足していることに加えて、社会から弁護士に寄せられていた信頼も下降気味となり、こうしたドンブリ勘定は“アウト”となった。」

「今では」って、どんぶり勘定は、大昔から人のお金を預かる仕事では、絶対に駄目です。

そもそも職業以前に、最低限の倫理や道徳の問題です。

そして最後にはこう記載してます。

「確かに横領はよくないですよ。でも、その横領をした弁護士も含めて年配の弁護士ほど、実は、依頼者と向き合ってきたのが事実です。」

年配の弁護士なら依頼者に向き合っている?横領していても?

ごくごく当然のことですが、統計的にそのようなデータもなければ、論理性もありません。

結局、最後まで読んでわかりました。

「弁護士が「真面目に働く人ほど食えない」」ということはありません。

まあ、世間で思われているほど、儲かる仕事で無いことは事実ですが。

なんか、この引用元のブログ、弁護士窮状を訴えて改善を求めているように見せながら、実際弁護士の非常識な言動を多く上げて、逆の結論を誘導しているような印象を受けます。

あさがお法律事務所

今年は依頼が・・・

今年は依頼が、これまでより多かったです。

あさがお法律事務所を西宮市の今津駅前に開いたころの依頼者は限られていました。

顧問先は、開いたばかりの時は無かったので、そちらからの相談はありませんでした。

友人、知人に、500枚くらいは開業の案内を出しましたが、特にそこからの相談もありませんでした。

それでも、あさがお法律事務所を立ち上げた時点でも、ある程度は相談者の方には来ていただいていました。

だいたい、月に15-20人くらいでしたでしょうか。

看板を見たり、ホームページを見たり・・・。

当時は、事務所を開いたばかりで、依頼になる人は限られていましたが、それでも多くの人に知っていただいたと思います。

その後、3年、5年、7年と、年を重ねることに依頼者は増えていきました。

事務所を開いたばかりの時と同様に、看板やホームページで知って来ていただける相談者の方、依頼者の方がいる中

一度解決した後に別件で、再度、ご相談に来ていただける方が加わり、

さらに顧問先やその紹介の依頼者が増え、

昔、案内をした友人や知人やその紹介の人も時折来てくれるようになっていきました。

おかげさまで、今年は依頼も多く、充実した一年でした。

自営業だと、サラリーマンのように、年齢とともに昇給(今時サラリーマンでも年功序列は、少ないかもしれませんが。)ということはありませんが、コツコツ積み上げてきたものを評価してくれる人がいるのだなと思いました。

あさがお法律事務所

相談者の方への指示

私は、依頼や相談に当たり、基本的に怒ることはありません。

命令することはありません。

偉そうにも言いません。

もちろん、嘘をつかれたとか、弁護士の権限を悪用しようとしているという人には、普通に不快に思うことがありますが。

というのは、基本的な考えとして、弁護士になれば法律知識において、一般の人より優れていると自負はしておりますが、

それ以外の能力、人格、人徳、社会経験まで優れているわけではないと十分に認識しているからです。

だから、偉そうに言ったり、強く命令したりはしません。

しかし、そうすると、時折、私が専門分野でしたアドバイスも軽くとらえる方がいます。

専門分野の指示やアドバイスを守ってくれないと、結局相談された人が不利になります。

強く命令はしませんが、ご自身のため、指示したことは守ってくださればと思うことがあります。

あさがお法律事務所

お金はないですが

先日、あまりに問題があると思われる仕事や依頼は受けないというような話を書きました。

このように仕事を選ぶかのように書くとお金が十分にあるかのようですが、そうではありません。

生活に困るほどではないにしても、決して十分余裕のあるお金があるわけではありません。

しかし、最低限のモラルのある仕事はしたいと考えております。

弁護士になったのも、お金のためではありませんし。

これからも依頼者の意向に十分配慮しつつも、自分が納得いく仕事をしていきたいと考えております。

あ、別にお金が欲しくないわけではありません(笑)。

本音で言うと、お金は要るんだけど、忘年会でお酒飲んでいるときや温泉でのんびりしているときに、モラルに反する仕事が頭をよぎって、嫌な思いしたくないだけです。

自分の都合ですみません。

あさがお法律事務所

弁護士事務所の対応姿勢

法律事務所というものは、普通の方にとっては、一生に1,2回、依頼をするかどうか。

だから、弁護士側は一生に1回の重大な事件への対応として丁寧に対応しなければならないという考え方があります。

こういう姿勢はこういう姿勢で大切なものだと思います。

それとは逆に、法律事務所であっても長く繰り返しお付き合いしていきたい、という考えもあります。

確かに、普通の生活の中で、弁護士への依頼や相談が必須だろうと思われる場面は、相続、事故、突然の解雇など、ごく限られております。

しかし、必須ではないが、弁護士に意見を聞いておいたほうが良いかもしれないという場面は、しばしばあります。
(不動産の購入や大規模リフォーム、会社での解雇までには至らない労働問題や友人間の金銭貸借など)

そういう意味で、何回も気軽に相談に行ける事務所を目指すという一面も大切です。

当事務所でも、両面を大切にして、行くように心がけております。

顧問先については、費用は低めにして、弁護士への直通電話での相談を可能にしたり、

相談に来ていただいた方については、相談概要の記録を残しておき、いつでも参考にできるようにしたり、

ある程度の専門を絞ってはいるものの新しい分野についても積極的に勉強して行くのは、

いろんな分野で、いつでも気軽に相談できるようにと考えてのことです。

あさがお法律事務所

依頼を受けるかどうか・・・

時に依頼を受けないことがあります。

この話をすると、

「お金持ちの依頼しか受けないのか」「社会的地位で判断しているのか」

と言ったことを口にされる方がいます。

少なくとも、あさがお法律事務所においては、そういうことは絶対にありません。

来られる方の社会的地位や職業、会社の規模や収入で、対応に差をつけることは、ありえません。

そのようなことは一切考えずに、相談に来てください。

神経質な方も、大雑把な方も、物静かな人も、活動的な人も、無骨(武骨ともいう)な人も、上品な人も、私どもの事務所では歓迎します。

しかし、

・自らトラブルを引き起こしている人物。

・通常の限度を超えて相手への暴言や暴力行為などをほのめかす人物(トラブルになっているわけですから、普通に相手の批判は皆さんされますが、その限度を超えて)。

・失礼な言動や悪口を、楽しそうに語る人物。

このような方については、残念ですが、当事務所には合わない方と考えて依頼をお断りしております。

(なお、それ以外にも、専門外とか、報酬金額が合わないとか、希望する解決ができる目途がないとか、その他いろんな理由でお断りすることもあるので、そういう理由でお断りしている方はごく一部です)

実際には、そういう人やその仲間たちに対応した場合、相手側から断られることもあります。

そういう人達は、どうも、無駄に強気に相手に文句を言ったり、続けざまに屁理屈をいったり、相手に勝つためならば嘘もつく、いわゆる子供の言うところの喧嘩が強そうな人が弁護士が、「裁判が強い、頼れる人」と思うようです(笑)。

言うまでもありませんが、そんな能力は裁判や適切な交渉とは何の関係もないです。

あさがお法律事務所

中小企業と労働基準法

中小企業において労働基準法違反は、それなりに多いです。

しかし、中小企業の経営者の方には、実際には従業員思いの人は相当に多いです(もちろん、問題がある人もいますが)。

従業員思いの人が多いのに、労働基準法違反となるのは、以下のような例があるからです。

例えば、会社の給料基準が明確でない会社などで、よく頑張った社員がいる場合、社長がぽんっと25万から40万に給料あげてしまったりすることがあります。

社長としては、残業して頑張った社員に、残業も込みで与えているつもりでしょうが、これは法律的には通用しません。

基本給25万に、残業分を計算して払う以上の額を払っているので、社長としては、「なぜ?違法?」と思うのでしょうが、あくまで基本給と残業代は給料明細上、明示して分けなければなりません。

単に給料を25万から40万にあげると、基本給が上がっただけになりますので、この上がった基本給40万円をベースにして、割増賃金を別に払わないと、労働基準法違反です。

あるいは家族の都合で、どうしても休まなければいない社員がいるとき、「うちには有給休暇はないけど、困ってるやろうから」と、社長が休んだ分の給料相当額をポケットマネーから出したりする話もあります。

これなども、普通に有給休暇をあげて、会社からお金を出せばよい話なのに、このような対応をすることで違法になってしまいます。

(同じようなパターンで、社宅ないけど、困ってるやろから、近所にアパート借りてやるというのもあります。)

中小企業の社長からは、やむを得ずに破産する時でも、従業員だけには迷惑をかけないでほしいといわれることは多いです。

中小企業の経営者の方は、実は従業員思いの方も多く、実際に従業員に相当のお金を出しているのに、法的手続きを踏まないために違法になって、後日、困られる方は相当に多いです。

マスコミなどの報道を見ると、金の亡者のようなブラック企業の経営者と清貧な労働者がいるかのような報道が目立ちますが、実際に労働問題の現場で話を聞くと、そのような極端なことは少ないです。

会社の就業規則や労働関係の手続きをそろえることは、普通の会社では本業自体ではないですし、手間がかかるのが嫌なのでしょうが、現在は労働基準法違反の会社は厳しい目で見られます。

実際には、事前に手続きや準備をすれば防げることもありますので、大きなトラブルになる前に弁護士にご相談されてください。

あさがお法律事務所

弁護士になるまでの勉強の仕方

こういう仕事をしていると、時々、「どうやって勉強してたんですか」とか、「どういう勉強してたんですか」と聞かれます。

会話の糸口的なところで、聞かれることも多いですが、実際に真面目に答えると・・・

①基本を第一にやる

とりあえず基本を大事にして勉強しました。

本はあまり買い替えずに、同じ本を何度も。

②毎日やる

毎日、食事するような当たり前の習慣のように勉強してました。

ものすごく賢い人はどうか知りませんが、私なんかだと、繰り返しやって覚えて、何度も考えて論理の整合性を取ってやっていくしかなかったですから。

③目的から逆算して手段や計画を立てる。

法学全体を見れば、莫大な量がありますし、時間も能力も有限ですので、目的をよく見据えて、必要最小限だけをやるようにしていました。

もっとも、必要最小限に絞っても1日15時間休みなしで勉強する必要がありましたが。

今考えると、このやり方というのは、勉強以外でも結構なんにでもいえることではないのかなと思います。

あさがお法律事務所